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Aside



サーブ権は澤村のチームにあり、サーバーは澤村だった。




澤村がサーブを打つと少し乱れたがなんとか上がった。



ライト側の男子が「旭!」とトスを上げると、それに応えるようにスパイクを打った。





しかし、自分の狙っていたコースへうまくいかなかったのか、ボールは澤村の正面を突き抜けようとしていた。




「俺が取る!」




澤村は何回も旭のサーブやスパイクを打ってきたんだ。





綺麗にボールは楕円状を描いた。







きっと旭、舌打ち打ってるだろうなー。








しぶとくてしんどいラリーは続き、
打っては拾っての繰り返し。






これで3度目のラリーだ。








多分、普段バレーしてないと結構きつい状況だと思う。




いつ自分のところににボールが来るか分からないから集中力が必要だと思う。






こんなに、ラリーが続くと集中力が切れるのも時間の問題だ。






多分皆早くボールが落ちろとしか思ってないとおもう。






相手チームのミスを願う…私もそう思ってきたし。









残り時間3秒。






これが最後のラリーだ。







澤村が拾ったボールを綺麗にトスを上げ、スパイクを打った。





今スパイクを打った男子はフォームが綺麗だな。





…結構強烈なのが来るぞ。








前衛の方にボールは行き、旭は後衛にいる。






旭のチームで今の立ち位置がぶっちゃけ1番弱い時だと思う。


旭は後衛だし、前衛はバレーは上手いけど、背が低い。




旭が攻撃できない。どうする?









なんとか前衛の男子がボールを上げた…けど乱れた。






腕をかすめて上げたボールは後衛の方へ行ってしまった。






やばいじゃん。








「俺にもってこい!トスを高くあげてくれ!」





旭が手を上げて指示をした。






言うがままに、男子は旭のいる方へトスを上げた。








いつもより高めのトス。






綺麗に旭の頭上へ高く上がった。









旭は下がって、助走をつけて試合の終盤だという高く…高く飛んだ。







そして、スパイクを打った。







普通そこから打つか…ってぐらい後ろの方で打ったにもかかわらず、
威力はいつもの旭のスパイクと変わらなかった。








旭は土壇場で綺麗なバックアタックを決めた。







澤村達は拾おうと必死にくらいついたけど、
取れなかった。





虚しく転がるボール






結果、クラスマッチ3年男子バレー。









優勝は旭率いる3組だ。

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こげぱん(プロフ) - プリン様コメントありがとうございます!これから、打ち上げの話を書く予定で、その中で回想シーンとしてマネージャーたちのクラスマッチの話を書きたいと思います!ご意見ありがとうございました!これからもこの作品をよろしくおねがいします^^* (2020年4月1日 0時) (レス) id: 2886db1029 (このIDを非表示/違反報告)
プリン?(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!質問なのですが、球技大会の時の話で、谷地さんや、清水さん夢主がバレーを選択したと書いてあるのに、その時の話がないのが少し残念ですm(._.)mもし良ければ書いてもらえないでしょうか? (2020年3月18日 23時) (レス) id: f60100673f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こげぱん | 作成日時:2020年1月9日 0時

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