### ページ8
＜ゾム＞
俺はどうにも疲れてしまって、店員さんが持ってきてくれた焼酎を開けると、ロボロと俺のコップにそれぞれ注いで、一気に煽った。セオ君が目を丸くする。
『ゾムさん、大丈夫ですか？一気に飲んだら危ないって、前にも言ったじゃないですか…。それとも、僕の問題発言のせいです…よね…。』
そうですね(真顔)
なんて言う訳にもいかないので、｢まぁ…ね｣と言葉を濁した。シッマまだ笑ってんのかうるせえ。
em｢と、取り敢えずあれですよ、セオさんは仕事柄色んな方と接するんですから、その距離感とかを大事にしましょって事で！ね！｣
エミさんがどうにか纏めてくれようとしている。エミさんに諭されるセオ君もあれやけど、今回は分かってくれ頼む(懇願)
『成程…！いくら仲良くしていただいてるとはいえ、それなりの距離感が必要ですもんね。』
純真なセオ君はそれをいい感じに解釈してくれた。取り敢えず一件落着…とは言い難い。
(ぴくとさん…あの人結局セオ君から真実を知らされたのに結果的に泊めたってことは俺からしたら確定黒やと思うねんけどな…絶対企んでるやろあの人…。やりかねん気がしてきたから今度コラボあったら問い詰めたろかな…。)
rb｢ゾム、ゾム、何となくお前の心情が理解出来てしまったから複雑やけど取り敢えず今は抑えてくれ。｣
zm｢お…？あぁ、おん…分かってんで。｣
まぁまぁまぁ、その話は置いといて。折角こんなとこで偶然にもセオ君に会えたんやから、もうちょい色々話したい。
zm｢なんか変な話振って悪いな！セオ君ってさ、ゲーム上手いけど、やっぱ小さい頃からやってたん？｣
俺が無理やり笑いながら言うと、セオ君は俺の目を覗き込んでから、その顔に笑みを灯した。あ、可愛ええ。
『いや、それが全然で…親が厳しかったんでそこまでゲーム持ってなかったんですよね。パソコンで初めてお金出して買ったゲームがマイクラでしたし、それも昔の事じゃないんですよ。ワイテルズさんとの初めてのコラボを誘われた時に買って、動きとかも練習したんです。』
kn｢えっ！じゃあマイクラやり始めてどんくらいなんですか？｣
『どうでしょ…1年経ったか経ってないかぐらい…じゃないですかね？』
tn｢え、それなのに人狼とかめっちゃ上手かったですよね？｣
『皆さんに比べたら…だって皆さんの人狼の戦い凄まじいじゃないですか。僕アスレが出来ないので全然ですよ。』
そう言って笑うセオ君はいつも通りで、俺は漸くほっとした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 206人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぽいぽい(プロフ) - たいやきさん» あ、ありがとうございます(笑)更新頑張ります。この暑さですし、僕も東京湾に遊びに行きますね！ (2020年9月12日 21時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき - ストーリーが分厚い…しゅき（すいません醜いものをお見せしました今から東京湾に沈んできます（あ、いつも見てます更新無理せず頑張ってください）） (2020年9月12日 14時) (レス) id: ad609be0fe (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - しろねこ＠さん» ありがとうございます！また更新が遅くなり気味ですが、少しでも楽しめるようなものをあげられるよう頑張ります！ (2020年5月28日 18時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ＠(プロフ) - 毎回このシリーズ楽しみにしてます！更新頑張ってください！！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: 53106b9150 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぽいぽい | 作成日時：2020年5月22日 20時
