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＜ぴくとはうす＞
日は暮れていき、俺達は昼飯と夜飯を外食で済ませる以外はずっと俺の家で遊んだり喋ったりしていた。精神の幼児化は完全なるところまで来ていて、今やセオ君は紛うことなき幼児だ。
昼食ついでに買った着替えと、ネグリジェにしたいと言われ購入したパーカー(普段のセオ君用サイズだからでかい)を着て、セオ君は楽しそうにしている。
俺は正直疲れが来ていた。いつも以上に気を遣った気がする。いや、普段のセオ君は人に気を遣わせない天才なんだけど、今日はそれがなかった分｢俺が見守ってなくちゃ！｣という意識が勝手に働きすぎてしまい、過保護なくらいに気を遣ってしまった。意識を張りすぎて、21時過ぎの今もう眠い。
小さくなっても気配りのできるセオ君は、そんな俺の様子に気付いたらしい。ソファでぐだっていた俺の隣に来ると、幼児とは思えぬ慈悲に満ちた笑みを浮かべた。
『今日はおつかれさま。ごめんね、おせわさせて。』
さら、と小さな手に頭を撫でられ、瞼が重くなる。目にフィルターがかかったように、景色がぼんやりとする。その上可愛くも優しい声が降ってきて、俺は限界だった。
頭に伸ばされた細い腕を取り、自分の方に引き寄せる。目を丸くし倒れ込んできた少女をそっと抱きしめて、俺の意識はプツンと途切れた。
…………眩しい。
目を開けると、いつもの寝室とは違う天井が見えた。しかも電気つけっぱなしだし…。
(そうだ…俺昨日ソファで力尽きたわ…。)
ぼんやりと思い出す。後半は眠気が強過ぎてあまり覚えていないけど、セオ君はどうしたっけ…？
そう思った時、俺は気付いた。ソファに寝転んだままの俺の伸ばした右腕に、何かが乗っている。しかも、ささやかな寝息がすぐ隣から聞こえる。
ぴ｢え…？もしや…？｣
恐る恐ると首だけ横を向くと、こちらに顔を向け、穏やかな寝顔を見せる小さな少女が横たわっていた。
ぴ｢ｯ…！？…！？｣
びっくりし過ぎて声が出ない。何事かと昨日を必死に思い出す。確か、眠いなって思ってたらセオ君が来てくれて、頭撫でてくれて…。
ぴ｢あ…あの時……俺なんて事……！！｣
純粋無垢な寝顔を見るのも恥ずかしくて、申し訳なくて、俺は目の前の少女が起きないようにと願いながら悶えていた。
何とか少女の小さな頭をクッションに移して逃げるようにソファから降りた俺が、セオ君が起きてやめてくださいと困り顔で言うまで、ずっと土下座の姿勢だったのは言うまでもない。
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ぽいぽい(プロフ) - しろねこ＠さん» 返信お待たせしましたすみません！ありがとうございます！今世間がこんな感じなので、もっとペース上げて更新していけたらなと思ってます！頑張って更新しますね！ (2020年5月6日 17時) (
レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
しろねこ＠(プロフ) - え、好きです。(唐突)毎回更新楽しみにしてます！！これからも頑張ってください！ (2020年5月4日 1時) (レス) id: 53106b9150 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - スクルドさん» 初コメありがとうございます！実況って見てて笑顔になれるものなので、実況者さん達の賑やかで明るい感じが表現出来たら嬉しいです！お褒め頂き光栄です！更新頑張ります！ (2020年4月4日 13時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
スクルド - 初コメント失礼致します。1からずっと読んでいました。どの方々も口調やリアクションが本当に忠実に再現されており、実況というジャンルが本当に好きなのだなと思いました。拙い文章で申し訳ありません。これからも応援しています。体調に気をつけて執筆頑張って下さい (2020年4月4日 0時) (レス) id: 18ecd837a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 菜の花さん» ありがとうございます！更新めっちゃサボってしまったすみませぬ…。頑張ります！ (2020年1月29日 14時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年12月10日 22時
