何も持っていない私に【蓬菊】 (ページ9)

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8話ページ9

芝健side

※方言弱者で、まりんさんほぼ標準語になっちゃいます
※お互いの呼び方等若干違ったりするかもです

芝「ちょっとほかのメンバーに声掛けてくるから、Aちゃんここで待機してもらってもいい？？」

『わかりました…！』

いつもよりも緊張した様子のAちゃんにそう伝えて、私だけ先にスタジオに入った。

スタジオには既にメンバーが揃っていた。

ハ「芝おはよ！」
カ「うっす」

芝「おはよぉーー！！！！w w」

それぞれ挨拶をして、本題に入る。

まり「で、来てるん？」

芝「それがなんとっ…来てまぁーす！！」

all「ｵｵｫｫｫ(ﾟﾛﾟ*)(ﾟﾛﾟ*)」

みんな一気に髪整えたりしてるw w可愛いw w w

芝「いま廊下で待っててもらってるんだけど、入退院繰り返しててあんまり人と関わる機会を持てなかった子だから…最初はすごく距離感じるかもだけど、良い子だからみんなの方からフォローしてあげて欲しい！」

り「了解です！！」
まさ「楽しみ…！」

みんなしっかりしてるし、大丈夫だと思う！

一応全体に話をして、Aちゃんを呼びに行った。

芝「お待たせ、入っていいよー！」
『ぁ、はい……』

Aちゃん、怖いんだろうな…
きっと無意識だけどさっきから手が震えてるw

芝「大丈夫だよ、良い人達だから。」
『(｡_｡`)ｺｸ』

私の後ろに隠れるように着いてくる…可愛すぎる…//

ｶﾞﾁｬｯ

芝「連れてきたよー！…自己紹介できそう？w」

『ぁｯ…箕輪こなつです、芝健さ…健くんの家で生活させていただいています。よろしくお願いします…』ﾍﾟｺﾘ

やっぱり固いなぁw w

え、一瞬芝健さんって言いかけてたよね？？←悲

Aちゃんは中々顔を上げない。

どう思われてるか気にしてるんだろうな…

そんな時、口を開いたのはまりんだった。

まり「Aちゃん、来てくれてありがとう。」

まさ「僕まさとー！Aちゃんよろしくね！」
ハ「ハネルです！よろしく！」
カ「カナタ、よろしく」
り「りおんです、よろしくお願いします^^」
まり「俺はまりんね、よろしく」

メンバーからの沢山の挨拶に、Aちゃんは少し困ったように私の方を見てきた。

私は“大丈夫”の意味を込めて頷き返した。

『よろしくお願いします……！』

とりあえずもう今日は頑張った！！！
練習終わって帰ったらゆっくりさせてあげよー！