何も持っていない私に【蓬菊】 (ページ32)

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29話ページ32

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やばい更新できてなかったby作者

Aside

入院して数日目。

病室のベッドを起こして窓の外を見ていたら…

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

まさ「Aちゃーん！やっほー！」

病院内では目立ちすぎる赤髪のまーくんが！！

『まーくん…？！』

まさ「めっちゃ驚いてるやんw健くん今日忙しいみたいでさ、僕午後ずっとやることないからお見舞い行きたいって言って健くんに病院教えてもらったんだ！」

お土産もあるよ！と言ってまーくんは白い可愛い紙袋をベッドに付けられてる机の上に置いた。

『開けてもいいですか…？』
まさ「どーぞ！」

『え、可愛い……！！』

中に入っていたのはカラフルなビーズやストーン。

まさ「ほら、この前健くんにブレスレット作るって言ってたでしょ？Aちゃんそういうの作るの好きなのかなって思ったから使えそうなもの持ってきてみた！ネックレスのチェーンとかも入っとるから沢山作りな？！」

『えぇ嬉しいです…ありがとうございます！』

前に買ったビーズ達を横の棚から取り出した。新しいのと組み合わせたら可愛いのが作れそう！！

私が早速ネックレスのチェーンを取り出すと、まーくんはベッドサイドの椅子に座った。

『やっぱり…健くんにネックレスを作って、ブレスレットはアナタシア全員分作っちゃいます！』

まさ「おお！え、ブレスレット作ってもらえるの嬉しい！じゃあ僕はAちゃんの分作ろうかなぁ」

そこからは2人で話しながら作業をした。

「黄色に合わせるのはこの色が合う」とか

「健くんは黒多めの方が喜びそう｣とか

私よりもみんなを知ってるまーくんが教えてくれるメンバーのエピソードが本当に面白くて、気づいたら全員分のブレスレットを作り終わっていた。

-------------ｷﾘﾄﾘｾﾝ--------------
イソガシイダレカタスケテ