25話 ページ27
まりんside
※方言無知
※急展開
イベントから2週間が経った。
関西から車で帰った日以降、なかなか忙しくてタシアのメンバーにもAちゃんにも会えへんかった。
今日はAちゃんがまさとと出かけてて寂しいって朝から電話越しに騒いでいた健にスタジオに連れてこられた。
芝「あーーーもう、ほんとに悔しい…w」
まり「…何が？」
芝「Aちゃんに友達ができたのは嬉しいんよ！でも家でもずっと217ちゃん達の話してるし今までタシアしか観てなかったのにりりりの動画見てるし…それに今日だって、まさとと出かけてるし…」
……声でかい、うるせぇ。
まり「あっそ(棒)」
芝「え、ねぇまりん酷くない？！！！泣」
またギャーギャー騒ぎ出した健を適当に流して、俺は今度やる曲の振りの続きを練習した。
俺は少し前から気になっていることがある。
まり「健、Aちゃんのこと好きだろ」
芝「え？そりゃあもちろん大好きw w w」
まり「違うもっとこう…恋愛的な意味で。」
芝「へっ？！//」
俺が言った途端に顔真っ赤にして手で覆った健。
本人も驚いてるみたいやし、きっとこれは俺に言われてから気持ちに気づいたパターンやな…。
芝「ぇ…ｯ…好き、なのかな」
芝「一緒にいたら楽しいしAちゃんが苦しそうだと私まで苦しくなるし……守ってあげたいって思ってる…」
芝「それに、他の人といて楽しそうにしてるところみると嬉しいけど寂しいっていうか……ｯ…」
まり「はぁ……鈍感すぎ(呆)」
俺は今更恥ずかしがってる健を横目に見ながら、バレないようにまさとにLINEを送った。
まりん健やっぱりそうだった。そっちは?
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作者名：ねこ。 | 作成日時：2022年4月27日 15時
