大切な毎日 8

… ページ48

和也「謙杜はよう考えれば分かる子なんやからさ」


パチンッ！！


謙杜「ひぃっ！……うえぇ…」


和也「勿論最初からやらんのが1番やけどさ、もしやってもうてもすぐごめんなさいしぃ。謙杜せっかくええ子やのに、他の人からは謝れへん悪い子って勘違いされたままやったら勿体ないで」


パチンッ！！


謙杜「ふえぇぇぇ……っごめんなさぁぁい…っ」


さっきよりもだーいぶ手加減してるんやけど、
謙杜の身体はモジモジ動いてずっと泣きじゃくっとる。
そんな痛いかなぁ？
お父さんに比べたら、俺なんて痒いくらいのレベルやと思うんやけど。笑


謙杜「……っか、かずくん〜…っ…ひっく…もぉ、おわり…？おわり、やんな〜…？」


謙杜が、はよ終わらせたい気持ち満々って顔で
俺の事チラチラ見ながらズボンと下着上げようとしとる。


和也「こら、何してるん」


ピシャーンッッ！


謙杜「ッッ〜〜いぃぃぃっったあぁぁ…！？っっふえぇぇ…！っわあぁあぁぁああぁんっっ」


謙杜の右手をグイッと背中に押さえつけて、
ちょっと今までより高めに振り上げた手のひら落としたら謙杜のお尻の真ん中に紅葉が咲いた。

右手はもう押さえられとるから、謙杜は
いたい、いたいってひんひん泣きながら足バタバタすることしかできてへん。


和也「誰が終わりって言うたん？お兄ちゃん、もうズボン履いてええよなんて言うてへんやろ？」


謙杜「うええぇえぇっ…やって…やってえぇ〜！」


和也「…お父さんの前でこんなんしてみ。めっちゃくちゃ怒られて100回お尻やで、多分」


謙杜「…！？い、っいやや…！」


まあ、謙杜はまだ5歳やし100回は流石に嘘やけど、
こんなんしたやお父さんがもっと鬼なるのは間違いないもん。
俺やって、謙杜くらいの年齢の頃にお仕置き勝手に終わろうとしてめっちゃ叱られたことあるし。笑


和也「やったら勝手なことせえへんよ。我慢しなさいっ」


ピシャンッ！ピシャンッ！ピシャッ！


謙杜「ひいぃん…ごめんなさぁぁい…」


パンッッ！パンッッ！ピシャンッ！


謙杜「えぇぇぇぇん…っかずぐん…！っひっぐ…もぉしません、っもおしません〜！うええぇぇんごめんなざいぃぃぃぃぃぃっっ」


パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！パンッッ！……


謙杜「いたいぃっっ…いたい…いだいぃ〜〜っ！うわあぁぁぁあぁああんっもおおじりやだあぁぁぁぁっ」

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