大切な毎日 8

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丈「駿、おとんの顔見てみ。もうぜーんぜん怒ってへん。ほら、いつものおとんやん」


駿佑「ひっ……っっ…ぅ…」


丈の言葉を聞いて ちらっ…て見てくる駿佑に、慌てて満面の笑みを見せる。
いかにも もう怒ってませんよ〜〜！って顔したら、駿はちょっとだけ落ち着いてきたみたいで。


丈「いつものおとんやろ？」


駿佑「……っっ……いつもの、ぱぱ…… っ」


丈「そうやろ？おとんって怒ってる時はそらさっきみたいにめっっちゃ怖いけど、お仕置き終わったら全然いつも通りに戻んねん。もう怖ないで。」


駿佑「………うん…っ」


丈のおかげで、駿が俺を見る目がだいぶ変わってきた。
もう俺が怒ってへんって分かった駿は、また俺のところに来そうにソワソワしてる。


駿佑「ぱぱぁ…っごめんなさいぃ…」


流星「もうええよ。なあ駿、もっかいぎゅーさせて」


ここで拒否されたら俺のメンタルはほんまに終わるんやけど、駿は泣きべそながらも口角上げて俺に抱きついてきてくれた。
もう1回駿の体を包み込んで、何回も何回も頭を撫でる。


流星「パパがまだ怒ってると思ったん？」


駿佑「ん、、っひっく…やってぇ、ぱぱ、こわかった…しゅんのこと、きらいになったんおもったぁぁ…」


駿はこんなに俺に叱られることなんか今まで無かったから、嫌われたって思ったんや。
俺が子どもらのこと嫌うとか、天地がひっくり返ってもありえへん。


流星「嫌いになんかなるわけないやん。丈と駿のことが大好きで大切やから、ええ子になって欲しいから叱んねん」


駿佑「ん…っ…ひっく…ごめんなさぃ…っ」

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