大切な毎日 7

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丈｢謙杜、お尻いっぱい痛い思いして分かったな？火で遊んだりなんかしたらほんまに危ないんや。お尻ペンペンなんかで済ませられへんくらい、大事になってたかもしれへん。お尻痛いだけで済んでほんま良かったんやで｣


謙杜｢うぅ、っふえぇ…！っひっぅっ…！｣


丈｢もう絶対勝手に火は使わへんこと、もう1回約束しなさい。ええな？｣


謙杜｢〜〜っはぃ、っはぃぃ…！っぅ、っうぅ…！やくそぐ、っ じまずっ…！ごべんなざぃぃぃぃっ｣


丈｢……よし、もうええ子の謙杜やな。おいで｣


謙杜｢うわぁぁぁぁぁぁあんっっぱぱあぁぁぁ〜！｣


丈一郎が手を広げた瞬間、謙杜はボロボロに涙を流して思いっきり抱きついた。

丈一郎は、左手では流星を抱えながら、右手でしっかり謙杜を抱き締める。
鼻を啜ってひくひく泣きじゃくっている謙杜の背中を、｢もう怒ってへんよ｣と優しい声で撫でた。


謙杜｢おしりっっ…っぅ…っいだいぃぃっ…おしりいたいぃっ…！｣


丈｢真っ赤っかやもんなぁ、そら痛いわ。
ほら、ここ横になり。お尻冷やしたる｣


謙杜｢んぅ…っ…っっふぅ…ぅえぇ…｣


簡易的なお昼寝用マットの上で、謙杜をうつ伏せに寝かせる。
冷蔵庫から取り出した冷却ジェル枕を火照ったお尻に乗せてやると、一瞬だけ、謙杜の体がビクッと動いた。


丈｢ごめん、冷たすぎたか？笑｣


謙杜｢んーん…っ…きもちい…｣


トン、トン…と一定のリズムで優しく背中を叩いていると、謙杜の瞼は段々重くなっていく。


丈｢そういや、指大丈夫か？火当たったん？｣


謙杜｢…もぉだいじょーぶ…っ…いたなぃ…｣


謙杜の両手の指をそれぞれ見ていって、
赤くもなっていないことを確認して丈一郎は心底安堵した。

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