大切だから(赤/黄) ページ48
大吾パパと謙杜くん(小4)(1話の【大切だから】と同時系列)
リクエストありがとうございます( ¨̮ )︎︎♡
✿
「えっ！？うわぁ、もうこんな時間！？」
公園に設置されている、18時半を指している時計を見て、謙杜はサッカーボールを手にしながら苦い顔をする。ゴール下にいた
駿佑は、急にボールを持った謙杜を不思議に思って歩み寄る。
「どうしたん？」
「やばぁ…1時間も門限すぎとる…」
「ええやん、別に。1時間くらい」
「駿は、怒られへんの？」
「んー、ちょっと言われるけど、別に…パパ怖くないし」
「ええなあぁ…流星くん優しいもんなぁ」
「謙杜は怒られるん？」
「うん、めっちゃ怒られる……めっちゃお尻ペンペンされるんよ」
「えっ」
その単語を聞いて、駿佑は目を見開いて驚く。
まさか、本当にお尻ペンペンされて叱られている人が
こんな身近にいるなんて。
「お尻ペンペンって、お尻叩かれるん？」
「そうやで？もう、パパほんまに鬼やねん！どんだけ泣いても
絶対許してくれんし！駿は、されてへんの？」
「されたことないなあ。…あ、でも、ウチも次門限破ったらお尻ペンペンするとか言われたけど…どうせせえへんやろ」
「ええなあ〜〜…」
躾事情がかなり緩い駿佑の家を、謙杜は心底羨ましそうに思う。
「怒られるんなら、もう帰った方がええ？」
「いや、今帰ってもどうせ怒られるんやし。
ほとぼり冷めた頃帰るわ！まだ遊ぼ！」
「いやまあ、俺はええけど…」
そう言って、謙杜は開き直って再びサッカーボールを蹴り出した。そんな2人がなんだかんだで家に帰宅しようと思った時には、時刻は既に門限の約2時間後…19時20分を示しているのだった。
＿
「謙杜くん？今、何時や？」
「〜〜っしちじ、はん、です…」
ほとぼりか冷める頃 なんて、有り得るわけがなかった。
家に帰ってきた時には、既に玄関先で大吾が腕組みをしながら
仁王立ちしており、謙杜が後悔し始めた時にはもう遅かった。
「この前も門限破ったやんな？いっぱいお尻痛くしたのにそれじゃ足りひんかったか」
「ち、ちゃうもん！えっと、き、今日は、迷子になっとって、その…」
「遊んでたのすぐそこの公園やろ？すぐバレるような嘘つくんやない」
「〜〜っやってぇ……」
反省もせず言い訳ばかりで、口をモゴモゴさせる謙杜を見て大吾はため息を吐く。
そして、謙杜の腕を引いて無理やり歩かせると、庭に繋がっている扉を開けた。
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みる(プロフ) - ーさん» 本当ですか〜🥺❣️とても嬉しいです！ありがとうございます⸜❤︎⸝ (2022年10月26日 0時) (
レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ー - 移行おめでとうございます。これからも楽しみにしてます！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 99eb6ad5a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - この続きが見れるなんて逆に嬉しすぎます‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎みる様信者なので♡♡2の方にもコメント書かさせて頂きます‼︎♡♡ (2022年10月21日 23時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - 咲野さん» わあありがとうございます⸜❤︎⸝ そうなんです謙杜くんのおうちの方がやっぱり厳しいんです🥺笑 一緒にペンやばいです絶対書きたいです、、！案いただいても良いですか🥺❣️ (2022年10月21日 20時) (レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - 移行おめでとうございます♡最初と最後のお話がリンクしてるの素敵です‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎けんとくんのおうちの方がやっぱり厳しいですね笑笑一緒にペンされる日もあるのかなって妄想しちゃいます♡ (2022年10月19日 19時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2022年10月11日 0時
