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「ぅあァァァっ......っぁあぁん......っぐずっ......ぐす......っふえぇん......」
やっと丈一郎の手が止まった頃には、和也のお尻は
赤く腫れ上がっていた。触るだけでもヒリヒリと痛そうで、
和也自身も恐る恐る そおっと手を置くことしかできない。
「ったくほんまに...」
丈一郎は、和也を抱えていた手を離して、ゆっくり床に座らせる。
そして、汗で張り付いた和也の前髪を分けながら、目を合わせた。
「部屋の中でボール遊びしたら、物に当たって壊れるかもしれんし、自分が怪我するかもしれんから。だから、ボールで遊ぶなら家じゃなくて外じゃなきゃあかんって、何回も何回も言っとるんよ。その約束を破って、しかも嘘までついて隠したからこんなにお尻痛くされたんやで」
「はぃ"ッッ……ぅっく……ひっ……ごえんなさっ…ごめんなさぃっっ…」
かなり泣いている和也を見て、
すこしやりすぎたか……？と丈一郎は一瞬考えてしまったが、簡単に人に嘘をついて自分のしたことを隠すような人にはなって欲しくない。
そんな願いを込めて、今日は少し厳しくしたのだ。
「ほら和也、おいで」
和也に向かって両手を広げると、和也はひくひくとしゃくりあげながら恐る恐る丈一郎の様子を伺う。
「っ……ひっく……ひぅっ……ぱぱ、っ、おこって、へん、……？」
「もう怒ってへんよ。おいで」
「〜〜〜っっうあぁあぁああん……！！」
許された安心感で涙腺は更に緩まり、涙を溢れさせながら丈一郎に思い切り抱きつく。
「大きな怪我やなくてほんまによかった」
「うえぇっ……！っひっ…く…ぱぱ、っ、かびん、
と、おはな、ごめんなさっ…ごめんなさいぃっ…」
「もうええよ笑」
絆創膏が少し緩く巻かれた和也の指を優しく撫でながら、丈一郎はそう呟く。
いくらやんちゃをしてもいいけど、
怪我に繋がるようなことだけは絶対にしないで欲しい。
そんな父親ならではの切実な願いを込めて、丈一郎は
和也を暖かく抱き締めるのだった。
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みる(プロフ) - ーさん» 本当ですか〜🥺❣️とても嬉しいです！ありがとうございます⸜❤︎⸝ (2022年10月26日 0時) (
レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ー - 移行おめでとうございます。これからも楽しみにしてます！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 99eb6ad5a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - この続きが見れるなんて逆に嬉しすぎます‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎みる様信者なので♡♡2の方にもコメント書かさせて頂きます‼︎♡♡ (2022年10月21日 23時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - 咲野さん» わあありがとうございます⸜❤︎⸝ そうなんです謙杜くんのおうちの方がやっぱり厳しいんです🥺笑 一緒にペンやばいです絶対書きたいです、、！案いただいても良いですか🥺❣️ (2022年10月21日 20時) (レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - 移行おめでとうございます♡最初と最後のお話がリンクしてるの素敵です‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎けんとくんのおうちの方がやっぱり厳しいですね笑笑一緒にペンされる日もあるのかなって妄想しちゃいます♡ (2022年10月19日 19時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2022年10月11日 0時
