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「あの、藤原です。…この度は大事なお子さんに怪我させてしまい、本当にすみません！！」
部屋に入ってすぐ、相手の男の子と母親に向かって頭を下げる。
まだ理由は聞いていないが、どんな理由があっても、先に手を出したこっちが悪いことは丈一郎も自覚していた。
「頭を上げてください。子ども同士の喧嘩ですし、家は大丈夫です。それに、うちの子も和也くんの気に触るようなことを言ってしまったんだと思うんです…」
「いえ、手を上げて怪我までさせてしまって……痛かったやろ？ほんまに、 ごめんな…」
丈一郎は男の子の目線と合わせて、手当済みの頬を優しく撫でる。痛くて泣いたのか、男の子の目は赤く腫れていた。
「和也、ほんまなんやな？」
「………………」
「……和也、謝り」
「………………」
「和也」
「………いやや…」
和也はぎゅっと自分のズボンを握ったまま俯いて、
丈一郎と目を合わせようとしない。
相手を怪我までさせて、謝りもしないで不貞腐れて。
そんな和也の態度にカッとなってしまった丈一郎は、和也を無理やり椅子から立たせた。
「…ちゃんと謝れ」
「〜〜っっいやや！！いややもん！わるくない！」
「悪くないわけないやろ！ええ加減にせえ！！」
その体制のまま、丈一郎は和也のお尻を1発強くぶつ。
和也は一瞬だけ顔を顰めて、今にも涙が溢れそうなほど目をウルウルさせているが、すぐに目を逸らした。
「……っかず、わるないもん！！○○くんが悪いんやもん！！」
「おま、ほんまええ加減に…！！」
「まあまあ、お父さん！落ち着いてください！…○○くんによると、お弁当の時間の後、和也くんとお話していたら和也くんが
いきなり叩いてきたと…和也くんが何で怒ったのかは未だこちらも聞き出せていないのですが…」
「藤原さん、ここは本当に大丈夫なので。子ども同士の喧嘩ということで、一旦頭を冷やすためにもお開きにしませんか。」
「ほんまに、ほんまにすみません……あの、怪我のことで病院とか、何かあったらいつでも連絡お願いします。」
丈一郎と相手の母親は念の為連絡先を交換し、
今日の所は解散となった。
車に乗り込み、家まで帰るが、
いつとならしりとりや会話を楽しんでいるはずのドライブも、
今日の丈一郎と和也の間には、重く冷たい空気が漂っていた。
「……家帰ったらお話やな」
「………っ……」
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みる(プロフ) - ーさん» 本当ですか〜🥺❣️とても嬉しいです！ありがとうございます⸜❤︎⸝ (2022年10月26日 0時) (
レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
ー - 移行おめでとうございます。これからも楽しみにしてます！ (2022年10月23日 23時) (レス) id: 99eb6ad5a2 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - この続きが見れるなんて逆に嬉しすぎます‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎みる様信者なので♡♡2の方にもコメント書かさせて頂きます‼︎♡♡ (2022年10月21日 23時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - 咲野さん» わあありがとうございます⸜❤︎⸝ そうなんです謙杜くんのおうちの方がやっぱり厳しいんです🥺笑 一緒にペンやばいです絶対書きたいです、、！案いただいても良いですか🥺❣️ (2022年10月21日 20時) (レス) id: c56cd0c2e9 (このIDを非表示/違反報告)
咲野(プロフ) - 移行おめでとうございます♡最初と最後のお話がリンクしてるの素敵です‼︎ (..◜ᴗ◝..)‼︎けんとくんのおうちの方がやっぱり厳しいですね笑笑一緒にペンされる日もあるのかなって妄想しちゃいます♡ (2022年10月19日 19時) (レス) id: b5109b0fce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる | 作成日時：2022年10月11日 0時
