Not sound ページ15
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二宮先生が準備室に入って来たから
入れ替わるように保健室に逃げ
机の上に置きっぱなしの鞄を取って
走って部屋を出た。
階段を駆け下りて
ホールの下駄箱に手をつき
大きな深呼吸をした。
それでも
私の心臓は
ドクドクうるさく脈打って
一向に静まってくれなくて
足の痛みよりも
そっちの方に神経が行っていた。
下駄箱の靴を取ろうと手を伸ばすと
私の身体に染みついた先生の匂いが
ふわっと香って
校庭に出ると
髪を掬う風が
先生の指みたいに感じて
一歩、一歩
歩くたびに
足の付け根がジンジン疼く。
先生の肌や髪の
質感
匂い
離れたってまだ
私は
先生に抱かれているかのような錯覚の中にいた。
･
翔
「……治療？」
駅の改札
柱にもたれた翔が
何事もなかったように
私を呼び止めた。
『……』
もう
私には関係ない人だから
無視して通り過ぎた。
翔
「待って」
『……』
それでも翔は
私を追ってついてくる。
翔
『俺は！』
私は
少し早足で階段を登る。
翔
『Aのこと、好きだから』
階段の下
人ごみの中から
翔の声がした。
周りの人が
私と翔を
好奇の目で交互に見てる。
聞こえない。
先生に包まれた私には
翔の声なんて
ひとつも響かない。
･
･
Love increase【M】→←N teacher【M】
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三代目 - 分かるー(*´ω｀*) (2013年11月29日 18時) (
レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - 三代目さん» かっこいーよねーwww (2013年11月29日 18時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
三代目 - 松本先生ー(*´ω｀*) (2013年11月29日 17時) (レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
三代目 - どうなるか気になるー(*´ω｀*) (2013年11月18日 19時) (レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美翔 | 作者ホームページ：http://bokuradakeniwakaruyouna合図//mika
作成日時：2013年5月23日 23時
