Don't say ページ12
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潤
『これ…』
カップを包んだ手に
あったかい先生の指が触れて
ブラウスの袖口に覗く
傷を摩った。
このくらいの傷なんて大したことない。
すぐ治る。
翔を傷つけた代償なのだから
仕方ない。
そう思っていることを
先生に
上手に伝えられなくて
『なんでもないんです…
大丈夫ですから…』
ブラウスの袖口を握って隠す。
潤
『櫻井…くん
だっけ？
二宮先生のクラスの…』
先生の口から
翔の名前が出たことに驚いて
潤
『いや、今日ね…
午前中に彼が保健室に来たからさ…』
否定も肯定もできず
私は
カップの中に視線を落とす
先生の横顔を見つめてた。
･
潤
『ケンカでもした？』
チラリと私に目を流し
紅茶を啜る。
気付いてるでしょ。
わかってるでしょ。
もしかしたら
自分が原因なんじゃないかって
思ってるでしょ。
･
『いえ…』
先生が好きだから
私、彼氏と別れたんだよ。
そんな子供みたいなこと
私、言わないよ。
だってほら
先生の机の上には
結婚式場のパンフレットとか
旅行会社のパンフレットが置いてある。
先生のイチバンは
そのヒトでしょ。
私は
２番目でも３番目でもいい。
でも
私には
先生がイチバンなの。
それだけなの。
･
･
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三代目 - 分かるー(*´ω｀*) (2013年11月29日 18時) (
レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
美翔 - 三代目さん» かっこいーよねーwww (2013年11月29日 18時) (レス) id: d7d56eaac3 (このIDを非表示/違反報告)
三代目 - 松本先生ー(*´ω｀*) (2013年11月29日 17時) (レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
三代目 - どうなるか気になるー(*´ω｀*) (2013年11月18日 19時) (レス) id: 47bf8f541a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美翔 | 作者ホームページ：http://bokuradakeniwakaruyouna合図//mika
作成日時：2013年5月23日 23時
