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1節 ページ3

??「…んっふふ……ふふふ♪」

薄暗い部屋で一人の女が笑っている。
その隣に立つ男は彼女に問いかける。

??「……何か、面白いことが起きたのか。」
??「へぇ?…ふふっそうね。新しい玩具を見つけたって感じかな〜?ふふふ♪」

ニタァと狂気に顔を歪ませる彼女の瞳には光は宿っておらず、薄く光る赤黒い瞳は雰囲気を一層引き立たせる素材となる。

そんな彼女を見た男は、自分から聞いたくせに興味なさげに視線を外し、彼女と見ていた物見の映像を見る。

??「………」

彼の目に映るのは、淡々と話しながらも心から悲しんでいるアテナの姿。

??「へぇ?貴方もこの子の事が気になるのね?……ふふふ♪彼女、私気に入っちゃったのよ。私の玩具にするつもりだから……、


横取りすんじゃねえぞ。」

??「…さぁ、どうだろうな。」
??「…ちっ気に入らねぇな。

まあいいわ。これは、もう決めた事。
待っててね?ふふふ♪」

??「……。」









イスカンダル「…さて、ではアテナ神。
これから如何なさいますかな?」

一通り今の現状をカルデア一行に話したアテナ。
言葉が途切れると、今まで丸太のような腕を組み難しい顔をしていたイスカンダルが問を投げかけた。

アテナ「……そうだな。まずは、この現状を作った大聖杯の調査からしようかと思っている。」
ペンテシレイア「何か、宛があるのか?」

アテナ「いや、宛はない。しかし、この状況に詳しい者は知っている。」
マシュ「詳しい者?……」
ぐた子「それって?」

アテナ「アポロンだ。」









アポロン「…なるほど、確かに僕はギリシャの大聖杯をこの目では見た事があるよ。」
アテナ「それついてなんだが、聖杯自体に変わった様子はあったか?」

アポロン「変わった様子…?んー、そうだね。」

そう言って腕を組んで考え込む秀麗な青年。
太陽を思わせる髪の色に、太陽色と白を基調とした鎧を着、背には小さなハーブと大きな弓を携えた

言わずもがな、太陽神アポロンだった。

ぐた子「ほ、本物?」
マシュ「…あ、あれが彼のアポロン神…!?」

メデューサ「…」
メディア「相変わらず、ムカつく程に顔が整った奴ね……。」

イスカンダル「おお!アポロン神!」
ペンテシレイア「…」
ヘラクレス「ーっーっ!!」

ずっと目を瞑って考え込んでいたアポロン。
しかし、アテナの後ろから発せられた声に気づき、目を開けるとそこには初対面の者もいるが大半は顔見知りばかりだった。

1節→←1節 閑散とした廃都市



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┗(サ∀ク*)┓≡З(プロフ) - ローズさん» はい!古代の神話で番外編として出したのですが、続きを見たいと言ってくださったので書こうかと思い! (2017年12月21日 18時) (レス) id: 78d84f426d (このIDを非表示/違反報告)
ローズ - 新作ですか?応援してます!頑張って下さい! (2017年12月20日 5時) (レス) id: a6396ca631 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:┗(サ∀ク*)┓≡З | 作成日時:2017年11月2日 23時

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