#3.リフレイン ページ8
Side A
伊「ビールおかわりください!」
志「おい、これ以上飲むなって」
伊「だーいじょーぶ!俺これでも強いの!!!」
『...それって大体弱い人が言う言葉ですよね』
伊「もー、Aちゃんまでそんな事言わない!!!ほら!Aちゃんももっと飲んで!!!」
酔っ払っている伊吹さんにビールが私の持っているコップにどんどん注がれていく。
...何故、こうなったのか。
.
____遡ること2時間前
4機捜分駐所
朝までの404の密行を終え、私も志摩さんも帰ろうとしていた
伊「ちょー!志摩ちゃんもAちゃんも待って待って待って!!!」
志「なんだ」
伊「まだAちゃんと親睦会してない!」
『あー、この前の時は私はゆづるさんとゆたちゃんのデートに着いて行きましたもんね』
志「でも、この前親睦会しただろ。Aはいなかったけど」
伊「えー!俺は、Aちゃんと親睦会をしたかったの」
志「そういうことかよ」
伊「だから、今から、行こ?」
『いやー、あの、』
伊「え?用事でもあった?」
『いや、特には...』
伊「じゃっ、決まりー!志摩ちゃんも!」
.
そして、今に至る
伊「んー!うまい酒に、目の前にはキュルキュルちゃん。最高!」
『だからキュルキュルってなんですか』
伊「えー、だから、キュルキュルはキュルキュルで、なんかこうふわっと...」
志「ふわっとするな」
伊「もう、志摩ちゃんまで...」
志「そうだ、この前はすまなかった」
伊「え?」
志「初日の時、俺、伊吹のこと殴っただろ」
確かに、そんなこともあったな
でも、志摩さんから謝るとか珍しい。ちょっと感動した。
そう思っていると、目が輝いている伊吹さんと見合わせて、
伊「志摩ちゃん!?」
志「は?」
伊「志摩ちゃん!?」
志「だからなんだ」
伊「『志摩ちゃん、よく出来ましたー!!!』」
志「うわっ!?やめろやめろ!」
びっくりしている志摩さんを伊吹さんと2人で頭を撫でると、心なしか恥ずかしそうにした
.
志「お前らは、絶対に死ぬなよ」
志摩さんのこの言葉が、酷く心に刺さった
254人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねごと。 | 作成日時:2020年10月26日 0時