electrification 2 【MIU404】 (ページ6)

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しかし、本物の宝石が入ったうさぎのぬいぐるみはどこに行った？

陣「...神田川に捨てた？」

桔「1億円を川に捨てる？」

志「警察にも暴力団にも渡したくないなら川に捨てるかも」

伊「ピンと来ない...ほとばしる青池ちゃんの目からして...こう、ふわっと...」

志「ふんわりした話はやめろ」

九「青池透子は誰を助けたのでしょうか」

陣「ん？」

九「助けるって、誰を？」

『確かに...最後のツイートが”助ける”ってなってる』
桔「前後を読みなさいよ。”私が助ける。自由になれる。そんなの嘘だ。”...つまり、助けると言って助けてくれなかった警察への恨み辛み、揶揄。」

陣「九ちゃんも嬢ちゃんも、もうちょっと心の霧を読もうか」

伊「うんうん」

九「ほんとに意味が分からないんですけど」

『これのどこが恨みなんですか。”何も出来ない。そんなの嘘だ。私が助ける。そんなのひとつだけ。”って...』

伊「Aちゃんも、九ちゃんも、青池ちゃんの心の霧、読も？」

『それだけは伊吹さんに言われたくないです』

伊「え？え？」

『だから、それだけは伊吹さんに...』

伊「ちょー！！！セイセイセイ、黙って黙って」

...そういうことか！

志「逆だ」

伊「え？」

志「読む順番！」

伊「うぁ！」

九「あのですね、つぶったーは新しい方が上なので、正しい順番は....」

”もう死ぬみたい

つまらない人生

誰が決めたの

弱くて小さなちっぽけな女の子

逃げられない何も出来ないそんなの嘘だ

自由になれる

私が助ける

最後にひとつだけ ”

『青池透子は、誰を助けたんだろう』

伊「九ちゃん！！！Aちゃん！！！」

陣「お前ら！でかしたな！」

九「うわっ！え！やめてください！」

『えっ！ちょちょちょ！！！』

九重もAも伊吹と陣馬さんに頭を撫でられていて困っている

志「おい、A、大丈夫か」

『大丈夫です...ありがとうございます...あ、九重くん、まだ大変そう』

志「大丈夫だ、そっとしとけ」

『フフっ、はい』

桔「でも、青池は誰を助けた？」

『弱くて小さなちっぽけな女の子...それ！見ました！これです、壁にあったポスター！”ガールズインターナショナル”！』