electrification 2 【MIU404】 (ページ45)

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伊「...俺は、ガマさんがいたから刑事になった、ガマさんみたいな刑事になりたかった､､､いや、なるんだよ、定年まで勤め上げてさ。俺みたいなやつらをまっすぐな道に戻して、やり直して...誰でもやり直せるってガマさんが教えてくれたじゃん、俺に！､､､俺は、どこで止められた？いつならガマさん止められた？どうすればよかった？」

蒲「...」

伊「ねぇ、ガマさん！」

伊吹さんの叫び声が、静かに響いた

蒲「...志摩くん、Aさん､､､他の刑事さんも。いますね、聞いてますね。逃げも隠れもしない、堀内を殺したのは俺だ。これは自首では無い、逮捕しろ」

伊「ねぇ、」

蒲「はやいとこ死刑にしてくれ」

伊「ガマさん、」

蒲「俺のような人間を収監していつまでもメシを食わせるなんて税金の無駄だ」

刈「...突入」

刈谷たち、捜一がガマさんの家に入っていった。

志「A、」

『､､､行きましょう』

伊「ねぇ、ガマさん、」

蒲「殺害現場は風呂場、凶器は洗面所の戸棚、勝手に調べてくれ」

田「凶器ありました！」

伊「ねぇ、ガマさん、」

刈「蒲郡慈生、17時13分､､､堀内伸也の殺害および死体遺棄で逮捕する」

伊「ねぇ、ガマさん､､､ガマさん！」

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私と志摩さんがガマさんの家に着いた頃には、ガマさんはパトカーに乗せられる前だった

志「...ガマさん、何があってもあなたは人を殺しちゃいけなかった。全警察官と､､､伊吹のために」

蒲「...あの子に､､､伊吹に伝えてくれ。”お前にできることは何も無かった” ､､､何もだ」

ガマさんはそれだけを伝えてパトカーに乗り込んだ

家に入ると伊吹さんは泣いていて、背中がいつもより小さく見えて消えてしまいそうだった

『､､､伊吹さん、』

何も声をかけることが出来なくて、私には抱きしめることしかできなかった

．

分駐所に戻ってから伊吹さんはずっと屋上で空を見上げていた。

志「はい休憩時間終わり、仕事の時間だ」

伊「...」

志「朝の9時まで重点密行､､､俺とAの二人だけで行かせるつもりか？､､､行くぞ、相棒､､､ほら、」

#5 「君の笑顔」end.