． ページ38
後日、UDIラボから解剖の結果を詳しく聞くために3人で訪れた
神「UDIラボ所長の神倉と申します､､､あ！Aさん！」
『神倉さん、お久しぶりです』
伊「なになに〜？また知り合い？」
『そうです、私の友達の』
神「いやぁ〜、Aさんがいて良かった！今日ね、三澄さんも東海林さんもいますよ」
『本当ですか！それは楽しみ〜！』
志「ミスミ、さん？」
『私の友達です』
神「もうね、本当困ってまして...捜査一課の、刈谷さん？」
志「はぁ、」
神「あの方とうちの解剖医が何んていうか、もめにもめて」
伊「刈谷って感じ悪い魔人なんすよ」
志「どうもすみません、」
神「うちの中堂もね感じ悪い 口が悪い 態度が悪いの三拍子そろった男でしてね、もう怪獣大決戦みたいになってしまいまして、もう」
中堂さん、悪い人じゃないんだけど刈谷とは合わない感じだよなぁ、
志「何か解剖結果に問題が？」
神「いや、解剖結果自体は鑑定書の通りで間違いありません､､､言ってみればうちが大きなお世話をしています」
伊「うん？」
神「いや中堂はね、連続殺人と聞くと並々ならぬ思い入れを持ってしまうんですよ」
伊「連続殺人オタク？」
神「ふふっ、そんなとこです」
．
神倉さんによると今回の事件は前回までの連続殺人と違って不自然な違いがあった
神「前回の殺人事件と今回の殺人事件、どちらも両手の指、３本が切断されています。しかし中堂は向きが違うと」
伊「向き？」
神「切断された向きです､､､前回のは手のひらを上にした状態で、今回は手の甲を上にした状態で切断されたんじゃないかと」
志「なるほど」
神「そのシチュエーションも異なります。堀内の場合、椅子に座った状態で手を固定されて指を切断されたと考えられるんです」
『根拠、とかは？』
神「ああ、堀内は両腕の手首と肘の内側に表皮の剥離があったんです、ところが過去の事件では遺体の背中や手の甲の側に擦り傷があった､､､つまり、床に仰向けで寝かされた状態で指を切断されたと考えられます」
『､､､ということは、連続殺人ではないということですね？』
神「そういうことです」
．
神倉さんからの話を聞き終えて会議室を出ると見慣れた後ろ姿があった。
『ミコト〜！ゆうこちゃん！』
三「A!!! ...と、そちらは？」
志「4機捜の志摩です」
伊「同じく伊吹藍でーす」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねごと。 | 作成日時：2020年10月26日 0時
