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大熊が住んでいたトランクルームに入ると大量のゴミ、事件の日から時効になるまで数えるために壁にはたくさんの正の字、
『ここに10年も...』
伊「なぁ、志摩とAちゃん」
志「うん？」
伊「10年あったら何ができるかな」
志「うーん､､､英語がペラペラになれそうだな」
伊「うん」
志「プロの料理人」
伊「いける」
『世界中の刑事ドラマを全部見る』
伊「いいね...なんでも出来そうだ。俺が交番に飛ばされて機捜の呼ばれるまでが10年。10年間誰かを恨んだり腐ったりしないで本当に良かった。俺はラッキーだったなぁ。大熊の不幸は、10年間ここから一歩も動かず誰にも見つからなかったことだ､､､さっさととっ捕まえようぜ、なっ？」
志「､､､そうだな」
『ですね』
伊「うん」
．
それから大熊のトランクルームで捜査をしていると、また入電。
”ニノ輪署管内､ハサミを持った男が商店街を逃走中。刑事を名乗る男が追跡中との情報。20分前の入電と同じ金杉商店街”
きっと陣馬さんがまだ追っているんだ。
急いで3人でメロンパン号に乗る。
志「あ。」
伊「ん？」
志「さっき再注文してメロンパンをここに持ってきてって言ったの」
伊「志摩ちゃん？」
志「だが待ってる時間はない！」
伊「うん、その通り。俺たちは行く！太郎、ごめん！」
しばらく走っていると、疲れて倒れている陣馬さんがいた。
『陣馬さん！』
伊「陣馬さん大丈夫すか」
陣「大熊が...大熊だよ！」
陣馬さんが指を指している方には、逃走している大熊の後ろ姿。
陣馬さんをメロンパン号の後部座席に乗せ、大熊を追いかける
陣「いた！」
『あれか！』
伊「行け行け行け!!!」
陣「急げ急げ！志摩 志摩!!!」
伊「早く、志摩!!!」
陣「いけいけ！早く早く！」
伊「ああ、曲がった曲がった！そこそこ、そこにいる！」
陣「チョロチョロ逃げやがって！大熊ー!!!」
伊「大熊！」
志「二人いるとうるさい！」
『志摩さんも急いで運転しているんですから!!!二人ともちょっと静かにしてください!!!』
．
大熊を探していると、倒れている太郎がいた。
伊「太郎！おい、太郎！」
志「あ、出前の」
伊「おい、しっかりしろ、太郎！」
「太郎じゃないです､､､」
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作者名：ねごと。 | 作成日時：2020年10月26日 0時
