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「お客様、どういったものをお探しでしょうか」
店内を見渡していると、店員さんがやって来た
九「こちらの方に、似合うスーツを探してまして､､､」
「そうですね...少々お待ちください」
．
何着か似合いそうなスーツを陣馬さんが試着している中、私と九ちゃんはネクタイを見ていた
『九ちゃん、これ、陣馬さんに似合いそうじゃないかな？』
九「確かに、似合いそうですよね」
ボルドーのネクタイが、すごい綺麗で、陣馬さんに似合いそう
「お客様、お疲れ様です」
試着室から出てきたのは、スーツを着た陣馬さんの姿
『すごい似合ってます』
九「うん、それ、1番似合ってますね」
陣「ははっ、そう言われるとちょっと照れるなぁ、」
『これ、そのスーツにすごい似合うネクタイなんじゃないかなって思って､､､』
陣「確かに、これいいなぁ」
『このネクタイ、私からプレゼントしますね』
陣「えっ、嬢ちゃん、」
『私も、いつもお世話になっているので』
陣「おお、ありがとう」
「素敵な息子さん夫婦をお持ちですね」
『､､､？ ははっ、あっ、あぁ、笑』
さすがにこの言葉には九ちゃんと顔を見合わせてしまったが、
．
「ありがとうございました、またお待ちしております」
九ちゃんが陣馬さんにスーツをプレゼントして、陣馬さんと分かれてから九ちゃんが「今日のお礼に」と、美味しいケーキを食べに連れて行ってくれた。
．
で、今日は陣馬さんがそのスーツを着る日。
九ちゃんはお父さんである九重刑事局長やマメジとゴルフに行っているらしい。
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作者名：ねごと。 | 作成日時：2020年10月26日 0時
