あの子はカメレオン 3

素敵なプレゼント ページ14

(2020年12月24日)




『おはよ〜』

「ああ、Aおはよ」




今日は誕生日で世間はクリスマスイブ､､､とは言ってもありがたいことに仕事で、誕生日だのクリスマスイブだの関係ない。




いつものようにマネージャーさんが運転する車に乗り込んで、今日はドラマの撮影の前にどこか行くようだ





「そうだ、お誕生日おめでとう」

『ありがとうございます､てかもう32ですよ？はやくないですか？私とマネさんが初めて会ったのってもう15年前ぐらいですよ？』

「そりゃあAが大人になるわけだ、」

『ふふっ、』




マネージャーとはデビュー当時からずっとお世話になっている。




『今日、ドラマの撮影にどこに行くんですか？』

「あー...まぁ着いてからのお楽しみ」

『えー？』





．



車から降りると、見慣れた建物。




『事務所、』

「事務所ですけど？」

『え、私何かやらかしましたか？』

「ふはっ、そんなの無いよ笑 いいから、ちょっと着いてきて」




” 逆にデビューしてから1個も週刊誌に撮られたことの無いAが不思議だわー” なんてぼやいているマネさんと事務所の中に入ると、そこには見慣れた顔が。




中「あ、Aおはよー」

『おはようございます、お誕生日おめでとうございます』

中「んふふ、Aもお誕生日おめでとー」

『ありがとうございます笑 倫也くんも呼ばれた感じですか？』

中「そうそう､､､俺たち、何かやらかしたっけ？」

『､､､いや、違うと思いますけど、』

中「だよねー、」







マネさんに言われた部屋で倫也くんと話しているとドアが開いた。





「倫也くん、Aちゃん お誕生日おめでとー!!!」




花束とたくさんの袋を持って来たのは同じ事務所の、よーすけくん、だーすー、杏ちゃん、のんちゃん(希ちゃん)



『えー！すごいびっくりした』

中「んふふ、ありがとー」




みんな花束とプレゼントを渡しにやって来てくれたらしい




佐「はいA、誕生日プレゼント〜」

『わー!!!ありがとう、』

杏「A、私からも」

『...!!! これ、ずっと欲しかったやつ！』




のんちゃんからはすごい高そうなデパコス

杏ちゃんからは前から欲しかったベーカリーメーカー(実は家にあるやつが壊れてた)

よーすけくんやだーすーからも誕生日プレゼントを貰って、やっぱりこの楽しい事務所で良かったなあ、なんて思った

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