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さん × じゅう + ろく 。 ページ36

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順調に勝ち進めていった

3年5組はクラスマッチ三日目にして

まだほとんどの競技が残っていた。







「このまま勝ってほしいね」



「ここまで来たら優勝はほぼ確実じゃない?」



「そうだといいなぁ…」






トーナメント戦のため、

チームがどんどん減っていく。



それにも関わらず、

体育館はかなり賑わっていた。









「今日もすごいねぇ」



「暑い」



「確かに…熱気がムンムンしてる」








その時、女子生徒達の小さな声が聞こえてきた。







「祐基先輩かっこよすぎ…」



「運動神経バツグンだよね」



「なのに、笑顔可愛いとか反則」









やっぱりみんなそう思うんだなぁ。

黄色い歓声が飛び交うのも無理はないよね。








「あたし今日告白するの」



「祐基先輩に?」



「うん!」








とんでもない会話が聞こえてきて、

思わず声が出そうになるのを押さえた。









「A、喉乾いたから自販行こ」



「あっ、うん!」









凛と自販に向かう時、

ちらっと見えたさっきの声の主は

一年生のすごく可愛いらしい女の子だった。







祐基先輩、あの子に告白されるんだ…

OKしちゃうのかな…






私の心の中にモヤモヤが溜まっていった。









.

さん × じゅう + なな 。→←さん × じゅう + ご 。



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作者名:ゆ き の こ 。 | 作成日時:2016年2月18日 0時

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