さん × じゅう + よん 。 ページ34
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「負けちゃった…」
結果はストレート負け。
だけど、悔しいっていうよりは
清々しい気持ちでいっぱいだった。
「Aおつかれ」
「凛もおつかれ」
「私達頑張ったね」
「うん。精一杯やったよ」
「お腹空いた」
「お昼食べに行こうか」
「そうしよ」
私達はお弁当を持って屋上へと向かった。
天気が良くて、
綺麗な青色の空が広がっていた。
「私達の出番終わっちゃったね」
「なーに言ってんの」
「えっ、祐基先輩!」
「稜雅先輩も…」
「はい、これよく頑張りましたのご褒美!」
そう言って手渡されたのはいちごミルク。
買ったばかりなのかまだ結構冷たい。
「ありがとうございますっ…!」
「いいえ〜俺らもご飯食べようっと」
「てか、惜しかったな」
「ストレートでしたけどね」
「いや、俺らのクラスの奴が結構強いって言ってたよ」
「そうですか…」
「凛ちゃんにめっちゃビビってたからw」
「爪痕は残せた感じですね」
「ん、おつかれ」
凛の頭をポンポンする稜雅先輩。
そんなことしたら、また凛が…
案の定固まりましたね。
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作者名:ゆ き の こ 。 | 作成日時:2016年2月18日 0時