に × じゅう + ご 。 ページ25
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｢わぁ…圧勝…｣
ビックリするぐらい
あっという間に試合が終わった。
2人とも普通にうまかったし…
｢疲れたぁ〜！｣
｢確か今日のうちにもう一試合あるだろ｣
｢まじ？！｣
汗を吹き、ドリンクを飲みながら
こっちへ来る2人。
｢応援ありがとね！｣
｢凛ちゃんの声、すげぇ通るね｣
｢き、聞こえたみたいでよかったです…｣
顔が真っ赤な凛。
あの勇ましい姿はどこへやら(笑)
｢おい祐基ー！次バスケだぞー！｣
｢えっ？！はっ、もう？！｣
｢ガンバレー｣
｢稜雅先輩は？｣
｢俺はバレーボールだけ｣
｢俺、行ってくるね…｣
｢祐基先輩、頑張ってください｣
｢Aちゃんっ…！俺、頑張るね！｣
出ずっぱりって言ってたけど、
本当に出ずっぱりなんだ…
同じ3年の先輩に引きずられていく祐基先輩。
｢2人とも自分のクラス大丈夫？｣
｢そういえば…｣
｢福田くんが出るのは午後だよ｣
｢そうなんだ！よかったぁ…｣
｢じゃあ、祐基の応援行っとく？｣
｢そうですね｣
稜雅先輩に連れられて、
バスケの試合を見に行く。
こっちのコートもすごい人だ。
バスケも人気だもんね…
｢A、何祈ってんの？｣
｢私達のバレーの時に人が集まりませんようにって｣
｢そんなにかwwwww｣
｢大丈夫よ。私が鍛えたんだから｣
｢凛…｣
ずっと特訓してもらったし。
うん、頑張ろう。頑張れ私。
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作者名：ゆ き の こ 。 | 作成日時：2016年2月18日 0時
