【ツイステ】とある日本人が迷い込んだお話。 (ページ6)

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グリムは2人に追い込まれ、赤髪の生徒……リドルさんに魔法をかけられる。

リドル「『首をはねろ(オフ・ウィズ・ユアヘッド)』」

リドルさんの魔法によってグリムの首に鍵付きのハート形の首輪のようなものが施される。

すごいな、魔法というものは。

グリムはそれでも反抗して、また炎を出そうとするが何故か出ない。
リドルさんの魔法の影響らしい。
眼鏡の生徒が言うには、リドルさんの使う魔法のことをユニーク魔法と言うようだ。

自分の目の前で起きていることに茫然としていると、学園長にグリムをどうにかしてくれと言われる。
どうにかしろと言われても、グリムと出会ったのも今日が初めてなのでどうしようもないのである。

そのことを伝えると、グリムは摘み出されてしまった。
しかしグリムは魔法士になることに対して必死のようだった。

クロウリー「少々予定外のトラブルはありましたが、入学式はこれにて閉会です。」

学園長はディアソムニア寮のドラコニアさんと言う人がいないことに疑問を持ったようで、周りに聞くが誰もこの式に呼んでいないようだった。

ドラコニアと聞いて新入生たちがざわつく。
マレウス・ドラコニアさんと言う人は有名人らしい。

式が終わり新入生たちは寮長に着いて鏡の間から退出していく。

鏡の間に残ったのは学園長と私だけだ。

クロウリー「さて、Aさん。大変残念なことですが……貴方には、この学園から出て行ってもらわねばなりません。魔法の力を持たない者をこの学園へ入学させるわけにはいかない。心配いりません。闇の鏡がすぐに故郷へ送り返してくれるでしょう。さあ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて………」

棺の中に入り、故郷、日本のことを念じる。
にしても長い夢だったな。
目が覚めたら末が朝食を用意して起こしにくるだろう。

いつものように、挨拶をして着替えて……朝食を食べる。
その後は自由に本を読んだり、散歩へ出かけたり…なんら変わらない日常を過ごす。
私は何年も……もっと長い月日をそうやって過ごした。
時には変わった出来事も起こり、飽きのない暮らしをしてきた。

クロウリー「さあ闇の鏡よ！この者をあるべき場所へ導きたまえ！」

学園長の呼びかけに応じない闇の鏡。
もう一度咳払いをして同じことを言おうとするが、それを遮って闇の鏡が一言。

闇の鏡「どこにもない。」