【ツイステ】とある日本人が迷い込んだお話。 (ページ14)

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ついにエースさんとグリムが魔法を使って喧嘩を始めてしまい、野次馬が集まってきてさらに煽りだしてしまった。

騒ぎを聞きつけて学園長が来た。

喧嘩をしていたエースさんとグリムに対し愛の鞭という名のお仕置きの鞭を喰らわせていた。
そして私もグリムを監督できていないことを叱られてしまった。

「すみません…一応止めようとしたんですが…。」

クロウリー「まったく………。君、学年と名前は？」

そう学園長がエースさんに聞き、エースさんの学年とフルネームを聞き出すと、私たち３人に罰として窓拭き掃除１００枚の刑を命じた。

私としては掃除は苦ではないので構わないが、エースさんとグリムは嫌そうにしている。
まぁ自業自得というやつだ。

とりあえず放課後、大食堂に集合しなくては。
それまでは学園長に言われた通り掃除をしておこう。

エースさんはどこかへ行ってしまったが、グリムと一緒に真っ黒焦げになったハートの女王を綺麗に拭いて元通りにしていく。

「よし、石像も綺麗になりましたね。さ、次の場所の掃除に行きますよ。」

グリム「はぁ〜…面倒くさいんだゾ…」

面倒くさがるグリムを連れてメインストリートの掃除を進めていく。

〜数時間後〜

時々休憩を挟みながら掃除をして、本日の業務が終了した。

「お疲れ様でした。よく頑張りましたね。」

グリム「ふぅー、俺様、もうくたくたなんだゾ。」

「私はこれから図書館に行きますが、グリムはどうしますか？」

学園長からは仕事が終われば図書館を利用しても良いと言われているので、少しこの国について調べようと思っていた。
グリムは疲れた様子で食堂がある場所に向かっていった。

〜図書館〜

ここに来るのは3度目だが、改めて見ると本が天井付近まで並んでおり、所々魔法によって本が宙に浮いている。
なぜ本を宙に浮かせているのかは謎だが。

そんなことを思いながら、昨日学園長が探していた歴史学などの本が置かれていた本棚を探し、両脇を本に囲まれていく。

指で本の背たちをなぞって行き、

『Twisted Wonderland learning in history(歴史で学ぶツイステッドワンダーランド)』

というタイトルの本が目に付いた為手に取って、最初の方のページを適当に捲って、軽く内容を見てみると、どうやらこれは歴史を簡単に学ぶための参考書のようだった。