【ツイステ】とある日本人が迷い込んだお話。 (ページ11)

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学園長は何かをブツブツ言っていたが、とにかく試練はクリアしたのだから学園長に何かお願いを言っても良いだろう。

「学園長、グリムも一緒にこの寮に置いてもらうことはできませんか？」

クロウリー「なんですって？モンスターを？」

学園長に頼み込むと、学園長は私をこの世界に呼び寄せてしまった責任があることから、この寮を無料で提供することを約束してくれた。
ただし衣食については自分で支払わなければならないが、それはどうにかなるだろう。
そして寮(ここ)を無料で提供する代わりに手ぶらの私に元の世界に戻るまで、グリムと2人1組で雑用係を担うことで、寮での寝泊まり、そのほかの施設の利用を許可してくれた。

私は特に不満はないが、グリムは不満を言っていた。が、学園長の脅しにより渋々引き受けていた。

クロウリー「よろしい。では２人とも。明日からナイトレイブンカレッジの雑用係として励むように！」

そう言い残して学園長は帰って行った。
明日からこの学園の生徒兼雑用係となった。

さて、今日はもう寝よう。
その前に自分の部屋となる部屋を探そう。

そう思い、今にも板が抜けそうな階段を慎重に上がり二階へと向かう。
長い廊下に扉が何個か設置されおり、その扉を一つ一つ開けていく。
中には建て付けが悪かったり、鍵がついており開かない扉もあったがスムーズに開く扉が一つあり、中に入り、灯りをつけると埃臭いがベッド二つと椅子があり、暖炉らしきものの上に鏡が設置されている部屋だった。

とりあえず寝起きするのはこの部屋でしようと決め、埃を被った掛け布団を廊下に出し、埃のかぶっていないマットの上で寝ることにした。
グリムはベッドで寝ようとするとベッドの木枠が腐っていたのか寝転がった瞬間に姿を消した。

色々この寮を掃除しないといけないが、ここで寝て覚めたらこの夢から覚めていることを願いながらグリムとベッドに寝転がり、意識を手放していく。

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翌朝。

私は夢から覚めることなくこの世界に留まり続けていた。
ということはこれは悪い夢ではなく、、、

「現実ってことですか…」

ベッドの横でスヤスヤと眠るグリムを見ながら寮の中や、寮の敷地内を散歩がてら散策しようとベッドから出て、学園長に渡されていた制服に着替え部屋を出る。
朝起きてからの散歩は私のモーニングルーティンというやつだ。