尻尾仲間(尾白) ページ4
共有スペースにて、尾白は暇を持て余していた為話し相手を探しに来たが珍しく誰もいない。
仕方なくソファーに座り、誰か来るのを待ちながら持参していたブラシで尻尾の先のフワフワ部分の手入れをしていた。
｢あ、尾白くん！｣
しばらくして、Aがひょこっと顔を出す。
｢ちょうど良かった！私の尻尾もお願いしていい？｣
尾白｢あ、うん。いいけど...｣
ニコニコと持参したブラシを見せながら問うAに断る理由もなく、持っていた自分のブラシを置き、Aのブラシを受け取ると、Aは尾白に尻尾を向けて座った。
｢自分じゃやりづらいんだよねー、尾白くんなら自分の尻尾で慣れてるだろうし助かるよ〜｣
尾白｢うん、それはいいんだけどさ...尻尾動いてるとやりづらいんだけど｣
｢あ、ごめん！｣
ゆらゆらと左右に揺れ動くAの尻尾を注意すると、ピタっと動きが止まる。
動きが止まったAの尻尾にようやくブラシを通す。
尾白｢これブラッシングする必要ある？全然サラサラフワフワなんだけど｣
｢ほんとー？嬉しいなぁ。でも油断してたらすぐボサボサになっちゃうんだよね〜｣
尾白｢あー、分かる分かる。その日の湿度とか毛の調子によって全然違うよね｣
｢そうそう！｣
ほのぼのと尻尾談義を交わし手入れを進めていく。
すると一部、毛が絡まっている部分があった。
尾白｢あ、ここ絡んでる。解くけど痛かったら言って｣
｢わかった！｣
絡まっている部分を少しずつブラシを通していき、無意識に顔が尻尾に近付く。
するとさっきまでは気にならなかった尻尾の匂いに気付く。
尾白｢...っし、解けた！なんかAの尻尾、いい匂いするね｣
｢えっ！？そ、そう？油断してたら獣臭するから気を使ってるんだけど、そう言われると嬉し恥ずかしー！｣
恥ずかしそうに両腕で顔を隠すが、嬉しさからか尻尾を左右にブンブンと振る。
その勢いで尾白の手にあったブラシを落としてしまった。
尾白｢うわ、ちょっ尻尾！待って！尻尾止めて！｣
その様子を後から来た数名が隠れて見ていたが、ほのぼのとにこやかに見る者と、羨ましそうに見る者、そして羨ましさのあまりワナワナと震える爆豪、｢尻尾、生えねぇかな｣と呟く轟が居たらしい。
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花崎来蘭(プロフ) - 上鳴よ、、、私も全てを悟った (2019年5月12日 17時) (
レス) id: de01a0682a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟のLINE内容が可愛い……！夢主のキャラが大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2019年4月26日 0時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギまみれ | 作成日時：2019年3月28日 23時
