ラブレター(爆豪) ページ22
｢あ、かっちゃーん！ちょうどいいとこに！｣
放課後、寮に帰ろうとした爆豪を見つけAは駆け寄る。
爆豪｢なんだよ｣
｢これ、かっちゃんにどーぞ！｣
爆豪｢んだこれ｣
Aは手に持っていた手紙を爆豪に渡し、ニヤニヤと爆豪を見る。
｢ラブレター！です！｣
爆豪｢...は？｣
｢言っとくけど私からじゃないよ！爆豪くんに渡してーって知らない女の子が。怖い顔しててもモテるんだね｣
ニヤニヤが治まらないAだが、爆豪は無言のまま手紙を爆破し、ハラハラと捨てた。
｢うわっ、なにすんの！？ひどいじゃん！｣
爆豪｢うっせぇ、読むも読まねぇも俺の勝手だろ｣
｢そう、だけど...こんなことしなくていいじゃん｣
Aは捨てられた手紙を拾い、爆豪のポケットに入れ込んだ。
爆豪｢ゴミ入れんな｣
｢ゴミじゃない！後処理はちゃんと自分でしてください！｣
爆豪｢つーかお前は、知らんヤツからラブレター渡せって言われて、なんともねーんか｣
｢うーん、出来る限り渡してあげよう！って思うよ｣
爆豪｢そうじゃねぇ...ハァ、もういいわ｣
そう言ってスタスタと去ろうとする爆豪の背中を見つめ、ハッとひらめくと爆豪を追いかける、
｢もしかしてさ、嫉妬してほしかった？｣
爆豪｢アホ言うな、ちげぇわ｣
｢そっかそっか、気付かなくてごめんねぇ｣
爆豪｢ちげぇつってんだろクソ犬！｣
痺れを切らした爆豪はバンッと壁に手を付き、Aの進行を塞ぐ。
所謂、壁ドン状態である。
｢ひえっ、｣
爆豪｢オメーは俺がラブレター貰ってもなんとも思わねぇのか｣
｢えぇ〜...そりゃ、少しは、モヤモヤしないこともない、けど｣
爆豪｢そうかよ、じゃあ俺に彼女が出来てもいいんか？｣
｢それは、やだ...｣
複雑な表情で答えるAに、勝ち誇ったような表情をし満足げに壁から手を離し歩き出す爆豪。
Aはしばらくポカンとしては、爆豪を追いかける。
｢かっちゃん彼女作っちゃうの？｣
爆豪｢作んねーわアホ｣
｢嘘だ！彼女作って私を放ったらかしにする気だ！｣
爆豪｢は？彼女作るよりクソ犬構ってる方がおもしれーわボケ｣
爆豪はクスクスと笑い、Aの頭をポンポンと撫でるとAは目を細めきもちよさそうにする。
爆豪｢くくっ、まんま犬だな｣
｢犬じゃなーいー！｣
爆豪｢はいはい｣
2人は笑い合いながら寮へと帰り、それを一部始終見ていた上鳴は｢あいつらまだ付き合ってねーの？｣と驚いていた。
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花崎来蘭(プロフ) - 上鳴よ、、、私も全てを悟った (2019年5月12日 17時) (
レス) id: de01a0682a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟のLINE内容が可愛い……！夢主のキャラが大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2019年4月26日 0時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギまみれ | 作成日時：2019年3月28日 23時
