夢主闇堕ちif話(緑谷) ページ15
(緑谷がNo.1プロヒーロー設定)
緑谷は緊急出動命令を受け、隣町に来ていた。
敵を制圧するまでに多少時間はかかったが、負傷者は居たものの死者は出さずに済んだ。
後処理等も終わり帰ろうとしたところ、喧騒の中から会話が聞こえた。
｢わっ、でっかい犬！｣
｢これ犬じゃなくて狼じゃね？｣
｢こんな所に狼居ないでしょ｣
ハッとして会話が聞こえた方へ顔を向けると1匹の狼と目が合った。
すると狼はどこかへ走り去る。
緑谷｢ま、待って！｣
緑谷は無意識のうちに走り出し追いかけていた。
まさか、どうしてここに、等と考えていると普段人が入らないような山の中に辿り着く。
そして目の前に佇む狼を見つめる。
緑谷｢っ、Aちゃん、だよね...｣
緑谷は懐かしいクラスメイトの名前を口にした。
すると目の前の狼は人間の姿へと変わっていった。
｢久しぶり、よく分かったねデクくん。いや、デク...って言った方がいいかな？なれたんだね、ヒーロー｣
それはかつては同じヒーローを目指していたクラスメイトだったが、今では姿は表さないが世間を脅かす脅威となっている人物だ。
多少大人びたが当時とあまり変わらない姿、話し声、笑顔にホッとするも束の間、目の奥は笑っていない事に気が付く。
緑谷｢うん...Aちゃんは、どうしてここに？｣
｢どうして、って...都合良くNo.1ヒーローが着いてきたから返り討ちにしようと思って｣
その瞬間、Aの表情から笑みが消えた。
緑谷は警戒しながらも口を開く。
緑谷｢僕、は...Aちゃんとは、戦えない...｣
｢なんで？敵だよ？敵を目の前にしてヒーローがそんな事言っちゃっていいの？｣
緑谷｢そうだけど、｣
｢あーあーもうめんどくさいなー、意地でも戦わせてあげる｣
その瞬間、Aは狼に戻り緑谷に突撃したかと思えば緑谷の腕に噛み付いた。
狼の顎の力は凄まじいもので緑谷は痛みに顔を歪めた。
腕からは血が滴り落ちるが緑谷は動こうとしない。
緑谷はAの目を見つめたまま口を開く。
緑谷｢Aちゃん...Aちゃんだって本当は、こんな事したくないんじゃないか？｣
｢...｣
緑谷｢さっき、僕と目が合った時...助けて欲しいって顔、してたじゃないか...！｣
緑谷の言葉にAはグッ、と顎の力を強めた。
緑谷｢ぐぁっ！...い、たい、けど、本気で...噛んでないだろ...！｣
｢っ！｣
緑谷｢君は、そっち側に居ちゃ、ダメなんだ！｣
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花崎来蘭(プロフ) - 上鳴よ、、、私も全てを悟った (2019年5月12日 17時) (
レス) id: de01a0682a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 轟のLINE内容が可愛い……！夢主のキャラが大好きです！更新楽しみにしてますね！ (2019年4月26日 0時) (レス) id: 7ac5223945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネギまみれ | 作成日時：2019年3月28日 23時
