こんにちは天使です。[フジキヨ] (ページ5)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:10,348 hit

第四話「約束」ページ5

キヨ「だーかーらー！フジは俺のした質問に、ぜーんぶしょーじきに答えてくれればいーの！」
フジ「そ、それだけ？」
キヨ「うん」
フジ「な、なぁんだぁ！うん！いいよ！！」

びっくりしたぁぁぁぁ……！！すごい黒い笑顔で言われたから、一瞬内容が理解できなかった…。
なんか、もう、天使じゃないじゃん！！ってくらいどす黒いオーラだった………。

フジ「でもキヨ。願い事、三つしか出来ないのにそんなのでいいの？もっとほかにあるだろ？ほら、今日一日財布だー！とかさ？」
キヨ「え、何フジ。財布にされたいの？」
フジ「ちがーう！！！！」

*********
キヨと出会ってから二週間、一つ目の願い事を言われてから13日がたった。

フジ「ねぇキヨ。」
キヨ「んー？」

キヨは、俺のゲームをしながら俺のベッドに横になっている。
「ちょっ、こいつ絶対チートだろ！！」「ハイ今おまえ俺のこと落としましたね～！倍返しだ
おらー！！」と、インターネット対戦の対戦相手に向かって文句をつけては「はははっ！！チートでも俺にはかなわないな！！ははははははっ！！！！」と楽しんでいる。

フジ「二つ目の願い事決めた？」
キヨ「んー……まだ決めてな～いってあああああああ！！！！また死んだ！！最悪！！」

キヨは4日をすぎたあたりから、学校にもついて来るようになった。
そして俺の勉強も邪魔をするようになった。
キヨの姿は俺以外の人には見えていないらしい。一応見えるようにすることもできるらしい。
そのため、キヨと話すと独りで見えない誰かと喋っていると周りに見え、こーすけに心配されたことがあった。あれは黒歴史と言っても過言ではない……。

キヨ「フジ！！！」
フジ「ふぇい！？な、何ですか……？」

び、びっくりした……心臓バックバク……

キヨ「今度、ここ！！連れてけ！！！二つ目の願い事だ！！！」

キヨは目をキラキラさせながら、俺の顔の前にさっき遊んでいたゲーム機の画面をぶつけてきた。

フジ「ﾍﾌﾞｼｯちょ、近い……でどこ？って…遊園地？遊園地行きたいの？」
キヨ「うん！！！( *･･)ｷﾗｷﾗ」

うぐっ視線がキラキラしててまぶしい……
無邪気な目だ……ｳｵｫ……

キヨ「フジ！連れてってくれよ！」
フジ「わかった。いいよ。今週末行こうか。」
キヨ「よっしゃー！！！」

子供みたいに喜ぶキヨ。「遊園地だー！」と言ってもうはしゃいでる。

フジ「ただし！！姿は見えるようにしろよ？」
キヨ「わかってるって～！！」