こんにちは天使です。[フジキヨ] (ページ2)

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第二話「自己紹介」ページ2

フジ「こ、恋のキューピット……！？」
？「あぁ。」

恋のキューピットって、女の子達が待ち望んでるあの…！？

？「何だよ。お化け見たような目で俺見て。」
フジ「あ、いや、その、」
？「あ、自己紹介してなかったな。俺はキヨ。おまえ専属のキューピットだ。」

専属の…キューピット…？キヨ…？
ん？ん？何がおこってるんだ？

フジ「えっと……キヨ…さん？」
キヨ「キヨでいい」
フジ「じゃあ…キヨ…。その、何で俺なんだ……？俺以外にも恋を叶えて欲しい女の子はいっぱいいるのに……」

何で俺なんだろう。それが一番聞きたいことだった。

キヨ「んーと…俺達恋のキューピットは、ご主人様を選べるんだ。そんで、俺はおまえを気に入ったからおまえを選んだ。」

俺を気に入った…？ご主人様…？選べる…？
てか恋のキューピットって男なんだ…。
いや、そんなことはどうでもいい！まだ聞きたいことが沢山ある……。

キヨ「おまえ、さっきいたヒラって奴のこと好きだろ。」
フジ「なっ！？そ、そんなわけ…！」
キヨ「隠してもむーだ。俺おまえの好きな人すぐわかるから。」

好きな人すぐわかるって…怖いな………。
ん？待てよ？さっきいた？何で知ってるんだ？
もしかしてこいつ……。ずっと見てた！？

フジ「キ、キヨ…！おまえ、いつから見てたんだ…？」
キヨ「んー。目を付けた時からだから、１ヶ月位前からかな。」

１ヶ月！？１ヶ月も見られてたのか！？

キヨ「おまえ、以外とキモいよな。」
フジ「うるせぇぇぇ！！！」

やっぱり見てた！！やめろ！！
俺は抱き枕にヒラの顔写真なんて貼ってないぞ！！
そして散々ギュってした後に、ヒラの写真にキスなんてしてない！！してないからな！！！！！

フジ「ううっ…どうせ俺はキモいですよ……取り柄のないクソ変態野郎ですよ……泣」
キヨ「そ、そこまで言ってないだろ…汗」

ううっ……そうですよ変態ですよ俺は…………ううっ泣

キヨ「そんなお前がすごく可哀想だから、このとぉっても優しいキヨ様が、フジ君の恋を叶えてあげよう！」
フジ「へっ…本当に……？」
キヨ「あぁ！ただし！！３つ！俺の願いを叶えたら…な？」
フジ「３つくらいどんな願いでも！！おやすいご用だ！！ヒラと付き合えるなら！！」

ヒラと付き合えるなら願い事３つくらい余裕余裕！！

キヨ「ほぉ、“どんな願いでも”ねぇ…言ったな……？」

フジ「………ﾊｲ……汗」

何か………ヤバいことになりそうな気がする……汗