身の危険 ページ39
〜道明寺☆Side〜
Aが１人で無茶しないように、俺達は２つの組を作った。
俺と布施、五島、日高の４人は
Aの体力作りを教える組。
秋山、弁財、加茂、榎本の４人は
Aに勉強を教える組。
で、今日からさっそくAと一緒に
準備運動と軽いランニングをやって、
もうそろそろ切り上げようかと思った時。
日高「･･･道明寺さん」
小声で、日高が声を掛けてきた。
道明寺「ん、何。どした?」
そう問い掛けると、日高はちらりと視線だけを動かした。
その視線を追うように、振り向くと――
道明寺「･･･げ」
――伏見さんがいた。
距離は離れているけど、確かに伏見さんがこっちを見てる。
布施と五島もそれに気づいた。
日高「な、何かすげー睨まれてるような･･･?」
五島「･･･殺気、感じない?」
布施「怖ぇー･･･」
身の危険を感じた俺達は、すぐにAに視線を移す。
あ「･･･?」
きょとんと首を傾げるAを全員で見つめ、俺は慌てて声を掛けた。
道明寺「A! もう一回走りに行こうぜ! なっ!」
一刻も早く伏見さんから離れよう!
その意思は布施も五島も日高も同じはずだ。
あ「あ、はいっ!」
日高「よ、よーし! 誰が一番か競争しようか」
その時、俺達は再びさりげなく伏見さんの方を見た。
すると
伏見「･･･」
こっちに向かって歩いてきていた。
キタ――Σ(･ω･ﾉ)ﾉ(ﾟДﾟ;)(ﾟДﾟ!?)(･◇･;)――!!
それを見た瞬間、俺達はすぐさま駆け出す体勢をとった。
布施「行くぞ!」
五島「よーい、どｎ」
伏見「おい」
Σ(・ω・!?)
遮られた声に、俺達４人は凍り付いた。
伏見「･･･何してる」
道明寺「な、なーんもしてな――」
あ「運動を、していました」
俺の誤魔化しを一刀両断して、
素直なAがさらりとそう言い放った。
伏見「運動･･･?」
あ「はい。皆さんと一緒に」
あぁ･･･＼(^o^)／ｵﾜﾀ
伏見「･･･んで、こいつらと」
ギロリと睨まれ、小さく悲鳴を上げる。
日高「あ、あのー･･･伏見さん」
恐る恐る日高が口を開いた。
日高「俺達、今日から毎朝Aさんに体力作りを教える組になりまして」
その言葉に、伏見さんの目つきが更に鋭くなる。
おい、待て日高。
それ以上何も言うな。
日高「他の４人は勉強で、」
――伏見さんの殺気ヤベェから!
日高「俺達は運動を･･･」
そう言い掛けてちらりと顔を上げた日高も、
やっと伏見さんの様子に気付いて、青ざめた。
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アクア(プロフ) - 沙夜さん» ありがとうございます! その嬉しいお言葉が、頑張れる源です!(。-`ω-) (2016年3月12日 0時) (
レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
沙夜 - 楽しく読ませてもらっています。これからも更新頑張ってください!! (2016年3月6日 23時) (レス) id: 236ae9874e (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ＊*感謝リクエスト募集終了*＊ (2016年1月31日 0時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - 十六夜キツネさん» ありがとうございます!! これからも頑張ります(´ω｀*) (2016年1月24日 19時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
十六夜キツネ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております!お気に入り登録者100人突破おめでとうございます!これからも応援していますヽ(´∀‘｡)ﾉ (2016年1月19日 10時) (レス) id: cee5abaccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクア | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/furanandberulove/entrylist.html
作成日時：2016年1月1日 0時
