イライラ ページ31
〜A☆Side〜
道場を離れて長い廊下を歩く。
その途中――
あ「っ･･･!?」
突然、くらりと眩暈がして、
私は思わず壁に寄り掛かった。
あ「･･･?」
片手を目元にあてて、少しだけ混乱する。
けど、フラついたのは一瞬だけで。
私はすぐに壁から離れて、再び歩き出した。
☆ ☆ ☆
その後、加茂さんと道明寺さんに
カメラ機能を教えてもらって。
榎本さんと布施さん
五島さん、日高さんには
メール機能を教えてもらった。
加茂 劉芳
道明寺 アンディ
榎本 竜哉
布施 大輝
五島 蓮
日高 暁
新しく追加された名前に、笑顔が溢れる。
後は、淡島さんと
――伏見さんだけ。
そう思って端末から顔を上げて
目の前の扉を開けた。
〜伏見☆Side〜
誰もいない作業室で、俺は１人で仕事を進めていた。
その時、扉が開く音がして
俺はパソコンから扉の方へ視線を向ける。
そこには――Aがいた。
その姿を確認したと同時に、俺の心臓が小さく跳ねる。
伏見「･･･」
思わず手を止めて、Aを見つめたまま固まった。
Aはそんな俺の方へ控えめに歩み寄ってきた。
伏見「な、んだよ･･･」
あ「えっと･･･」
遠慮がちに呟くA。
その手元にある真新しい端末を見て、
俺は全てを察して小さく溜息をついた。
そして、ポケットから自分の端末を取り出す。
伏見「･･･ほら」
あ「･･･!」
伏見「登録すんだろ?･･･早くしろ」
あ「は、はい!」
慌てて、でも嬉しそうに、
一生懸命慣れない手つきで端末を操作するA。
そして
あ「あ、ありがとうございます」
アドレスの交換が終わり、満面の笑顔でそう言われた。
その時、ふと
“Aに色々と教えてやって欲しい”と
室長に言われていたことを思い出した。
伏見「･･･端末」
ボソッと呟くと、Aはきょとんとして首を傾げた。
伏見「使い方、教えてやる」
あ「･･･あ」
伏見「まず、電話･･･」
そう言って自分の端末を操作していると――
あ「あ、あの･･･!」
Aが突然慌てたように口を開いた。
あ「電話、機能は、もう知っています」
その言葉に、俺はピタリと動きを止める。
伏見「･･･じゃあ、メールとか写真の撮り方とか」
あ「そ、それも教えてもらいました」
伏見「･･･」
んで知ってんだよ･･･!
伏見「チッ･･･端末貸せ」
そう言ってAの端末を手に取り、アドレス帳を開く。
そこに登録されている名前を見て、俺のイライラが高まった。
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アクア(プロフ) - 沙夜さん» ありがとうございます! その嬉しいお言葉が、頑張れる源です!(。-`ω-) (2016年3月12日 0時) (
レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
沙夜 - 楽しく読ませてもらっています。これからも更新頑張ってください!! (2016年3月6日 23時) (レス) id: 236ae9874e (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ＊*感謝リクエスト募集終了*＊ (2016年1月31日 0時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - 十六夜キツネさん» ありがとうございます!! これからも頑張ります(´ω｀*) (2016年1月24日 19時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
十六夜キツネ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております!お気に入り登録者100人突破おめでとうございます!これからも応援していますヽ(´∀‘｡)ﾉ (2016年1月19日 10時) (レス) id: cee5abaccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクア | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/furanandberulove/entrylist.html
作成日時：2016年1月1日 0時
