５つの神の力 ページ15
〜伏見☆Side〜
Aが巫女として生まれた、
天宮神社については、少しだけ調べた。
由緒正しき、大きな神社――天宮神社
そこには――５つの神が宿ると。
あ「･･･」
スッと、Aが片手を真っ直ぐ前に差し出した。
その行動に、全員が身構える。
そして――
あ「――風よ。この地へ巻き起これ」
Aのその言葉と共に、強い風が吹き荒れた。
秋山「なっ････!?」
弁財「嘘、だろ･･･!」
その場の全員が、驚き、困惑しながら
目元を覆い、強風に耐える。
伏見「くっ････!」
誰１人、その場から一歩も動けずに、
Aを見つめていた。
目の前のAは、
巫女服と長い髪を風に揺らしながら、
前に差し出していた手を
まるで風を切るように勢いよく横に向けた。
その途端、吹き荒れていた風がピタリと止まる。
――風の神
Aの力に、特務隊が、焦ったように
次々に抜刀していく。
そして、道明寺と加茂が同時に走り出した。
あ「雷(いかずち)よ。彼(か)の者達の動きを封じよ」
その瞬間――
２人の足元の地面に電流が線のように流れた。
道明寺「うぉ･･･っ!?」
加茂「っ････」
まるで威嚇するように、
バチバチと電光が火花のように弾けている。
その様子に、２人は足を止めた。
――雷の神
あ「････炎よ。渦となり、彼(か)の者達を取り囲め」
どこからともなく、赤い炎が燃え上がり、
俺達全員を閉じ込めた。
――火の神
五島「ごほっ、げほっ!」
日高「っ、熱････!」
あ「･･･!」
撒きあがる熱気に、隊員達が苦しげに咳き込むと
Aが怯えたような表情をした。
そして慌てて
あ「水よ。燃え盛る炎を消せ!!」
そう叫んだ。
その瞬間、まるでバケツをひっくり返したような水が、
大量に俺達に降り注いだ。
――水の神
榎本「うわ････っ!」
布施「冷て････」
怯む隊員達に、室長と淡島副長が動き出す。
２人同時に、Aに向かって走り出した。
あ「っ････氷よ、我を守れ」
その言葉と共に、２人の動きが不自然に止まった。
淡島「きゃ････!?」
宗像「っ････」
見ると、２人の足元が――凍りついていた。
――氷の神
あ「あ････っ」
Aが、２人の足元を見て、固まった。
自分の力が、こんな形で２人を止めるとは思わなかったのだろう。
Aが、再び恐怖で泣き出し、震え始めた。
伏見「っ････!」
――まずい
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アクア(プロフ) - 沙夜さん» ありがとうございます! その嬉しいお言葉が、頑張れる源です!(。-`ω-) (2016年3月12日 0時) (
レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
沙夜 - 楽しく読ませてもらっています。これからも更新頑張ってください!! (2016年3月6日 23時) (レス) id: 236ae9874e (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - ＊*感謝リクエスト募集終了*＊ (2016年1月31日 0時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
アクア(プロフ) - 十六夜キツネさん» ありがとうございます!! これからも頑張ります(´ω｀*) (2016年1月24日 19時) (レス) id: 73c7efff3b (このIDを非表示/違反報告)
十六夜キツネ(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいております!お気に入り登録者100人突破おめでとうございます!これからも応援していますヽ(´∀‘｡)ﾉ (2016年1月19日 10時) (レス) id: cee5abaccc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクア | 作者ホームページ：http://ameblo.jp/furanandberulove/entrylist.html
作成日時：2016年1月1日 0時
