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Side 優吾
コンコン、と可愛いハリネズミの扉を開く。
俺の担当の子どもたちはこのハリネズミの病棟にいる。
つーか、ほんと、こいつら相変わらずうるせぇ。
廊下まで声が丸聞こえ。
優「ちょっと、うるせぇぞ〜！」
慎「あ、こーち！
樹が おさかな のこしてるのー！」
樹「ばかッ、言わなくていいんだよっ！」
まだ食事も片付けていないというのに、
3人寄って、…ジェシーのベッドに座って、
トランプをおっぴろげている。
優「ジェシー、
今日はベッドの上で安静にって、
朝言ったはずだろ」
ジェ「HeHe！だから俺のベッドの上じゃん」
優「お前なぁ〜〜〜っ」
3人寄ってケラケラ笑う声に呆れながらも、
そんだけ笑えるなら良いかと、
そう思ってしまう俺は、
医者として、優等生とは言えないんだろうな。
優「…樹がババ持ってるぞ。左から二番目」
樹「はぁっ！？なんだよっ」
優「魚 食べなかった罰だぞ〜笑」
そんなこと言ってると、ピコピコと院内PHSが鳴る。
優「とにかく、程々にな」
それだけ吐き捨てるようにして言い残して、
PHSの通話ボタンを押す。
優「はい、」
＿＿＿＿＿＿大我くんが
予想通りの言葉が告げられる。
廊下を急ぎ、一番ナースステーションに近い病室へ。
いわゆるICU__集中治療室
優「おはよう。…怖かったね」
大「…俺、もう…子供じゃないよ、はぁっ」
昨日、発作を起こして約1日と少し眠っていた大我。
ゆっくりと瞬きをしながら、大きく胸を動かして呼吸をする。
意識が戻ったとはいえ、体はまだしんどいだろう。
酸素マスクが曇った。
俺と同じく、大我は心臓が悪い。
だから俺は多分、誰より大我の苦しみが分かる。
言葉は素直じゃないけど、
憎めない笑い方をする大我は、
昔の俺に重なって見える。
大「悪くなってる……？」
少しだけ目を潤ませて見上げてくる。
中学生になった大我は、
元々どこか察しの良いところはあったけど、
優「……うん。近々…手術になると思う。」
大「また、…あと。増えちゃうね」
きゅうっ
と、胸の辺りを握った大我。
心電図と大我の体を繋げた管が揺れた。
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せとんぜもち(プロフ) - joeさん» はじめまして！わたしの作品のことでお間違いないでしょうか？混乱させてしまって申し訳ございません(><)Twitterを再開致しましたので（@stnz__mochi）の方へご連絡頂けると幸いです(T_T)宜しくお願い致します。 (2022年2月2日 10時) (
レス) id: fa334e40df (このIDを非表示/違反報告)
joe(プロフ) - 他のお話のパスワードってどうしたら教えてもらえますか？Twitterはもうされてないんですかね？ (2022年1月23日 17時) (レス) id: b873ad5fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱむ(プロフ) - みーちょんさん» 代表してお返事させていただきます！ご愛読ありがとうございました♪少しでもほっこりとした気持ちになっていただけたら嬉しいです！嬉しいお言葉に作者一同感謝します(^^) (2021年8月2日 12時) (レス) id: 766a683434 (このIDを非表示/違反報告)
みーちょん(プロフ) - みなさま、素敵なお話をありがとうございました！感動してボロ泣きです！早くみんなが笑顔でハイタッチできる日が来て欲しいなと思うばかりです☆ (2021年8月2日 1時) (レス) id: 61a5c2e382 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - maru_さん» 私から代表してお返事させていただきます(^^)はじめまして，いつもご愛読ありがとうございます(^^)そう言っていただけて嬉しいです。更新頑張りますね(^^)ぜひ最後までよろしくお願いいたします♪ (2021年7月28日 10時) (レス) id: cc677b9cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小児科すとーんず
x他4人 | 作成日時：2021年6月30日 15時
