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side優吾
急いであの4人の部屋に駆けつける。
左奥のベッドには発作の痛みに耐えるジェシー。
そして、過呼吸を起こして苦しそうに咳き込む北斗。
慎はポロポロ泣いているし、じゅりも不安そうな顔で北斗の背を必死に摩っていた。
看護師さんに、応援を頼むのと北斗をお願いする。
優「ジェシー、辛いなぁ、頑張ってるよ!もう、大丈夫。」
ジェ「こ、ち...やぁぁ!も、げぇしたくなっ..ぃたいの、やぁなのっ、..はぁっ..んぇ」
泣きながら、「もう嫌だ。吐きたくない。痛い。」っ伝えてくる姿に、もう何ともないはずの胸が苦しくなる。
何度も見慣れた光景だけど、小さな身体で発作に耐える姿は可哀想でしょうがない。
それに過去の俺を見ているようでもあって、古傷がじんじんと存在感を示してくる....ような気がした。
ジェ「まみぃ、に..あ、いた..いっ..はぁ゛.」
優「っ...ジェシー、お薬入れるからね。大丈夫。大丈夫。」
母親に会いたい。
その願いは当たり前で。
ジェシーの痛みをとる目の前の願いは叶えてあげることはできるけど、本来の願いは。
本当のジェシーにとっての 「特効薬」は、俺には準備してあげられない。
そんなことは、医者である俺が考えなくていいことだって分かってる。
分かっていても、どうにかしてあげたい。
俺が、こいつらと同じように入院して寂しいって思ったことがあるから。
落ち着いて、眠りについたジェシーのあどけない寝顔。
まだこの子は、幼く小さい。
本来だったら自分の体にそぐわない、大きなランドセルを背負っている子供。
普段明るいジェシーの年齢を、改めて感じた。
それから、北斗。
母親のことを思い出したのだろう。
その寂しさも、俺は埋めてあげられない。
紛らわせることしか、できないんだ。
北斗の母親にしか埋めることのできない寂しさを、俺がわざわざ埋めようとする必要はないけどね...。
なんだかもどかしくて。
俺には、どうにもしてあげられないことが山ほどある。
それを痛感した、苦しい真っ暗な夜だった。
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せとんぜもち(プロフ) - joeさん» はじめまして！わたしの作品のことでお間違いないでしょうか？混乱させてしまって申し訳ございません(><)Twitterを再開致しましたので（@stnz__mochi）の方へご連絡頂けると幸いです(T_T)宜しくお願い致します。 (2022年2月2日 10時) (
レス) id: fa334e40df (このIDを非表示/違反報告)
joe(プロフ) - 他のお話のパスワードってどうしたら教えてもらえますか？Twitterはもうされてないんですかね？ (2022年1月23日 17時) (レス) id: b873ad5fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱむ(プロフ) - みーちょんさん» 代表してお返事させていただきます！ご愛読ありがとうございました♪少しでもほっこりとした気持ちになっていただけたら嬉しいです！嬉しいお言葉に作者一同感謝します(^^) (2021年8月2日 12時) (レス) id: 766a683434 (このIDを非表示/違反報告)
みーちょん(プロフ) - みなさま、素敵なお話をありがとうございました！感動してボロ泣きです！早くみんなが笑顔でハイタッチできる日が来て欲しいなと思うばかりです☆ (2021年8月2日 1時) (レス) id: 61a5c2e382 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - maru_さん» 私から代表してお返事させていただきます(^^)はじめまして，いつもご愛読ありがとうございます(^^)そう言っていただけて嬉しいです。更新頑張りますね(^^)ぜひ最後までよろしくお願いいたします♪ (2021年7月28日 10時) (レス) id: cc677b9cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小児科すとーんず
x他4人 | 作成日時：2021年6月30日 15時
