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side 大我
カーテンを開け、目に入ったのは、体が小さいためにやたらと大きく見えるベースンを抱えて、嗚咽を繰り返す姿。
出歩くときには常に被っている帽子も今は机の上。
彼が病気と闘ってる証である滑らかな頭と、血の気のない顔色と…。
いつもの愉快な慎太郎とはかけ離れていた。
慎「…たいがくんっ、おみず ちょーだい、。」
しばらく背中をさすり続けると波が治まってきたのか表情が少し和らいできた。
お水でうがいをして、ぱたん と横になる。
大「これ、一旦片してくるな？」
そのまま置いとくのは嫌だと思って、処理しに行こうとすると、ぎゅっとパジャマの裾を掴まれた。
慎「だめっ…いっちゃだめっ」
真っ直ぐに見つめてくる、俺に縋るような瞳。
大「ん、分かった。行かない、そばに居るよ。
俺ね、しんたろーに会いに来たんだよ。慎太郎が会いたいって言ってくれたんでしょ？嬉しかった、ありがとな。」
ベッドサイドに座り、
優しく手を握って頭を撫でてやる。
慎太郎は照れたように、にひっと微笑んでくれた。
そして一方の手がこちらに伸びてきて、
どうした？と目線を合わせると、
慎「…あのね、たいがくんのね、ここ、触らせてほしーのっ…」
と、俺の胸を指さして、窺うように伝えてくる。
そんなことならいくらでも。
服のボタンを外して、更にベッドに近づいた。
躊躇っているようだったから、
優しく腕を掴んで誘導する。
つーーっ と傷痕をゆっくりなぞるように。
大「しんたろー。こんなことで良いの？」
慎「…んっ…いーの。ありがとぉ、
……これが たいがくんの、がんばった くんしょうだからっ」
勲章 なんて言葉、どこで覚えたのだろう。
慎「…たいがくん、がんばってたからっ。
ぼくも、たいがくんみたいに、強くなるのっ……いっぱいがんばれるよーに、ぱわー 貰おうとおもってっ。」
…俺のこと、そんな風に見ててくれたなんて。
こんなに苦しい時に、
そんな風に自分を鼓舞出来るようになったなんて。
逆に俺が、力貰っちゃったや。
昔から弟のような存在のしんたろー。
まだまだチビで幼くて。いざ顔を合わせたら、��いやだ、しんどい��って、泣きついてくるのかと思ってたのに。
慎太郎はもう、
しっかり病気と向き合える立派な戦士だった。
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じんべえ
@jinbe_st
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せとんぜもち(プロフ) - joeさん» はじめまして！わたしの作品のことでお間違いないでしょうか？混乱させてしまって申し訳ございません(><)Twitterを再開致しましたので（@stnz__mochi）の方へご連絡頂けると幸いです(T_T)宜しくお願い致します。 (2022年2月2日 10時) (
レス) id: fa334e40df (このIDを非表示/違反報告)
joe(プロフ) - 他のお話のパスワードってどうしたら教えてもらえますか？Twitterはもうされてないんですかね？ (2022年1月23日 17時) (レス) id: b873ad5fb6 (このIDを非表示/違反報告)
ぱむ(プロフ) - みーちょんさん» 代表してお返事させていただきます！ご愛読ありがとうございました♪少しでもほっこりとした気持ちになっていただけたら嬉しいです！嬉しいお言葉に作者一同感謝します(^^) (2021年8月2日 12時) (レス) id: 766a683434 (このIDを非表示/違反報告)
みーちょん(プロフ) - みなさま、素敵なお話をありがとうございました！感動してボロ泣きです！早くみんなが笑顔でハイタッチできる日が来て欲しいなと思うばかりです☆ (2021年8月2日 1時) (レス) id: 61a5c2e382 (このIDを非表示/違反報告)
chapi(プロフ) - maru_さん» 私から代表してお返事させていただきます(^^)はじめまして，いつもご愛読ありがとうございます(^^)そう言っていただけて嬉しいです。更新頑張りますね(^^)ぜひ最後までよろしくお願いいたします♪ (2021年7月28日 10時) (レス) id: cc677b9cf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小児科すとーんず
x他4人 | 作成日時：2021年6月30日 15時
