�癸� ページ6
「えーっと・・・斎藤か？」
「えっ！あ、はい。そうです。」
男の人は、２０代くらいの若い人だった。
「そおか。今日からお前の担任の浅川 集都(あさかわ しゅうと)だ。
浅川先生でも、集都先生でも、気軽に呼んでくれ。よろしくな！」
「あ、はい。じゃあ〜集ちゃんで♪私は斎藤 満月です。よろしくお願いします！」
「お前な・・・集ちゃんってｗｗまあ、いい。んじゃあ、行くぞ。」
「はい。あ、失礼しました。」
「はいはい。では、また〜！」
私は、集ちゃんと一緒に校長室を出てクラスに向かった。
ついたところは、３−Ｄ。私のクラスだ。
「じゃあ、読んだら入ってきてくれ。」
私は、コクンとうなずいた。
すると、集ちゃんは教室に入って行った。
「集都先生！今日転入生来るってホント〜？」
「ああ、ほんとだ。ほら席につけ。じゃあ、紹介するぞ。
転入生の斎藤 満月だ。入れ。」
私は、オドオドしながらも、教室に入った。
集ちゃんの前まで行き、ペコッと頭をさげて挨拶をした。
「えっと・・・斎藤 満月です！あの・・・よろしくです！」
私は、緊張のあまりうまく言葉を言えなかった。
私が頭を上げると、みんな笑顔だった。
「よろしくねぇ〜！！」
女子のみんなは、すぐに私のところに寄ってきてくれた。
男子は、遠いところからだけど、喋りかけてくれた。
学校・・・楽しいな。
私も、いつしか緊張はほぐれ笑顔になっていた。
今、こうして笑っている。
何も知らない。いや、知ってはいけない。
みんな、私を「大好き」「友達」と言ってくれる。
でも、でもね。私の過去を知ったらみんな離れて行くんでしょ？
「近づかないで」って脅えながら。
だから、何も知らないで。知らなくていい。
私が、殺人者なんて、知らなくていい。
ほら、いつもみたいに笑ってよ？
「大好き」って言ってよ？
ねぇ、みんないなくなった。
どこに行ったの？私、知らないよ？
じゃあ、なんで私の手は赤く染まっているの？
消しても消しても、とれない赤。
ああ、私が悪いのか。全部全部。
みんなに嫌われるなら・・・私、記憶なんて戻らなくていい。
違う、記憶なんかなくていい。
記憶なんか・・・・・・・
消しちゃえ。
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革ベルト
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赤りんご - 完結おつかれ様( ` ∀ ´*)ﾉまたいいの書いてくれよっw (2014年1月15日 20時) (
レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ついに、完結しました！！応援してくれたり、読んでくれてありがとうさんｗｗこれからも頑張りマッスル！ではでは〜。おやすみかん♪ (2014年1月13日 20時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - さすがっすねwやっぱ天才だw (2013年12月4日 14時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ありがとよっ！！頑張ります！ (2013年12月3日 19時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - 面白い！頑張って！ (2013年11月19日 18時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シュー・ラ・ルゥ | 作成日時：2013年10月11日 18時
