�癸� ページ4
「で、ここが満月の部屋な！」
私は、なんだかんだで、連の家に住まわせてもらえることになった。
「なあ、満月は何歳なんだ？」
「・・・分からない。」
「そっか・・・。それも思い出せないんだな。それじゃあ、あのことも・・・。」
「え・・・？」
「いや、なんでもねぇ。」
なんでだろう？
連は、時々悲しい顔をする。
まるで、すべてを失ったかのように・・・。
ねえ、どうして？
どうして、そんな顔をするの？
「これから、少しでもいいからおもいだそうね？」
「うん・・・」
もしかして、私連と会ったことあるの？
「連は、一人暮らしなの？」
「えっ？あーうん、一人暮らし。」
「お母さんとお父さんは？」
「いないよ。それよりさ、満月ってどう見ても高校生だよね？
学校・・・行く？」
「学校？・・・行ってみたいな・・・。」
「おう、じゃあ行くか！」
「うん」
「じゃあ、今日はもう寝な？おやすみ。」
「おやすみ」
私は、自分のベットに潜り込み、静かに目を閉じた・・・。
『きゃああああああああ！！！！！』
ここは、どこ・・・？
私はただ、立ち尽くしていた。
目の前で、大量の血を流して倒れている、男の人と女の人。
その人たちを見て、泣き叫んでいる男の子。
その男の子は、こっちを向いて、私を睨んだ。
こっちを向いた瞬間、私は思った。
連に・・・似てる？
ちがう、あれは間違いなく連だ。
ねえ、どうして？どうして、私を睨むの？
殺したい・・そんな、目をしながら・・・。
そこで、私は倒れて意識を失った・・・。
「いやああああああ！！！！！！！！！！！」
私は悲鳴をあげて、起きた。
なに・・・？今の。
夢？それにしては、やけにリアルだった。
「どうしたっ！？」
連が、私の部屋に入ってきた。
「ちょっと、怖い夢を見て・・・。ごめんなさい。」
「ああ、大丈夫だ。それで、どんな夢なんだ？」
「目の前に、男の人と女の人が死んでいて・・・。
連が、その人たちを見て泣き叫んでいて、私を睨んでいた。」
「っ！？そ、そおか・・・。俺が隣にいるから、寝なさい。明日から学校だぞ」
「うん・・・。」
そして、私はまた眠りについた。
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤りんご - 完結おつかれ様( ` ∀ ´*)ﾉまたいいの書いてくれよっw (2014年1月15日 20時) (
レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ついに、完結しました！！応援してくれたり、読んでくれてありがとうさんｗｗこれからも頑張りマッスル！ではでは〜。おやすみかん♪ (2014年1月13日 20時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - さすがっすねwやっぱ天才だw (2013年12月4日 14時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
シュー・ラ・ルゥ(プロフ) - ありがとよっ！！頑張ります！ (2013年12月3日 19時) (レス) id: da35d51196 (このIDを非表示/違反報告)
赤りんご - 面白い！頑張って！ (2013年11月19日 18時) (レス) id: 346f0169ca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シュー・ラ・ルゥ | 作成日時：2013年10月11日 18時
