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切り傷 Killer ページ4

あらためてAちゃんを見る。

怯えた二つの目に、震える身体。

そして、服の裾からのぞいた切り傷……

この傷は、僕がつけたものだ。

そう自覚するたびに、何か、ドロドロしたものが心にこみ上げてくる。

Aちゃんの服の裾をめくりあげ、傷の様子を見る。

すると、Aちゃんは「ひっ」と短い悲鳴を漏らす。

傷はまだふさがっておらず、少し血がでている。

そりゃそうだ、さっきつけたばかりの傷なんだから。

そう、この傷は僕がAちゃんといた印なんだ。

いわば、キスマークみたいなもの。愛の印だよ。

「ねぇ、Aちゃん」

「……」

僕が名前を呼んでも、反応してくれない。もちろん生きてはいるが。

「大好きだよ、Aちゃん」

本当はまだまだ言い足りないのだけど。

幸いにも、僕にはたくさんの時間がある。

これから、Aちゃんに僕の気持ちをたっぷり刻み込んでいこう。

身体的にも……精神的にも……

そして僕はまたつぶやいた。

「逃がさないから」



=====

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作者名:ちぎり | 作者ホームページ:無い  
作成日時:2023年2月25日 23時

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