【HQ】一目惚れを信じるかい？Ⅱ〈黒尾〉 (ページ3)

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50 黒尾side ページ3

～♪～～♪

と、スマホのアラームがなり俺を起こす

いつものようにベットから出て、洗面台へと向かう

洗面台で顔を洗うが何かいつもと違った

リビングの方は静かで何の物音もしない

普段ならAが弁当を作ったり朝食を作ったりと慌ただしい足音などが聞こえるはずだ

黒尾「昨日に引き続きまた寝坊か･･･」

顔を洗い終わり、引き締まったところでリビングの布団で寝てるAの所まで向かった

すると、案の定布団にくるまっているAがいた

黒尾「おい、A、また寝坊か？

また先生に怒られんじゃねーの？」

としゃがみ布団を剥いだ

「うっ、うぅ」

そこには背中を丸め苦しそうに横になっているAがいた

･

～Aside～

朝、いつもの時間にアラームがなった

なんとか手を伸ばし止めた

そして、いつものように体を起こそうとしたがうまく力が入らない

目が覚めて時間が経ち、やっと理解出来た

熱が出たようだ

自分でもわかるくらい体が熱い

特に上半身。

逆に下半身は血流が悪くなっているのか凄く冷たく、布団から出れない

そして、決定的なのは体の節が痛いこと

風邪のウィルスが筋肉や骨に害を及ぼして痛みが走る症状だ

「昨日の雨、か･･･」

そんな原因になることを考えていたらいつの間にかまた眠りについてしまった

･

～ﾉｰside～

黒尾「おい、A。

どうした、大丈夫か？」

そう声をかけるとAはゆっくりと目を覚ました

「あー･･･うん･･･

また寝坊しちゃった、今から朝ご飯作るね」

と体を起こし立ち上がろうとした

だが、ふらっと足を崩した

黒尾「おいおい、無理だろ」

とAがAを支えて大事には至らなかった

黒尾「･･･それより、お前、ねつやべーんじゃねーの？」

と黒尾はAを片手で支えながらAの首元を触った

「･･･ん、多分。

黒尾の手、冷たくて気持ちいい･･･」

と首元にきた黒尾の手を掴んだ

黒尾「ちょ、取り敢えずはなせ、今体温計持ってくる」

「･･･わかった」

黒尾は一旦Aをソファに座らせて体温計を持ってきて、Aの体温を測った