48 ﾉｰside ページ1
「てか、なんでかさ1本しかないの？」
黒尾「･･･家に俺の分かさ1本しか置いてなかったんだよ」
「あ、そっか、自分の分は家か･･･」
黒尾「狭いかもしんないが、我慢しろ」
そういい、傘を開き2人は入る
「別にいいよ、迎えに来てくれるだけ嬉しいもの」
Aはそう言い口角を上げて黒尾を見た
黒尾「･･･そーか、そーか。」
黒尾はAのその仕草に少し顔を赤くしたがバレないようそっぽを向いた
「あ、そういえば夕飯の買い物してない
スーパー寄れない？」
黒尾「それなんだげどな。
今日は俺が作る」
「はっ！？」
Aはポカーンと口を開けた
黒尾「なんでそんな驚くんだよ
お前が作るんだから俺も作ったっていいだろ」
「いや、大丈夫？色々と･･･？」
黒尾「俺は今日一日中休みで暇だったからな
なんか出来ねーかなって思ってよ
それに、別に料理出来ないわけじゃねーし」
「何作るの？」
黒尾「ビビンバ･･･」
「へー･･･でもなんで？」
黒尾「お前、白米好きって言うから何かどんぶりみたいたのいいかなって
それに、ビビンバ簡単そうだったし」
「そっかぁ、楽しみだな」
黒尾「･･･そんな期待すんな」
と黒尾は傘の棒部分をAの頭にコツっと当てた
「いった、何すんのっ」
そう言いAは仕返しに傘の中から黒尾を追い出した
黒尾「うおい！俺も濡れるだろっ！」
「バチだ」
黒尾「うるせーっ！」
･
「はぁーあ。やっとついた」
2人は土砂降りの中なんとか帰宅した
「黒尾、悪いんだけど濡れたまま中に入れないからタオル持ってきて
売店で買ったタオルもうビショビショになっちゃった
ほら、絞れるくらい」
とそのタオルを玄関でグッと絞った
黒尾「うおっ！はねるだろ！
それかせ！もう洗濯に出す！」
とタオルを没収し、家の中へ入っていった
「あーあ、セーター凄い水吸っちゃってる
おもっ」
とリュックを下に置き、ベストを脱いだ
そして、そのベストも絞る
黒尾「おいおい、そんな絞ると伸びるぞ」
と黒尾はタオルを持って戻ってきた
黒尾「･･･っ！？」
黒尾は急に向かう足を止めた
「何？早くタオルちょうだい」
黒尾「いや、その、下着がデスネ･･･」
「したぎ･･･？」
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作者名：ハミィ | 作者ホームページ：http://me1339
作成日時：2016年10月24日 23時
