・ ページ5
・
日が沈み始めた頃 甘露寺邸を出て、
暫く歩いていると前方に見慣れた後ろ姿が見えた。
『無一郎くん!』
無一郎くんは、振り返って 私が追い付くまで
立ち止まってくれた。
『今から帰り?』
「うん」
『一緒に帰ろ』
私と無一郎くんは並んで歩き始めた。
『夜ご飯食べた?』
「まだだよ」
『良かった〜!蜜璃ちゃんが作ってくれたご馳走
お持ち帰りさせてもらったから食べよう!』
「…あぁ、それなんだろうと思ってたんだよね」
私が両手で抱えているものを無一郎くんは見つめた。
これは全て、蜜璃ちゃんが持たせてくれた大量の
ご馳走である。
「代わるよ」
『大丈夫だよ。無一郎くんは疲れてるでしょ』
「そういうの良いから」
無一郎くんは
『あ、ありがとう。持ってくれて』
「うん。少しは僕を頼ってくれていいんだよ」
や、やだ…!無一郎くんが超絶優しいんだけど。
少し調子乗っちゃおっかな〜!!
『じゃあ、疲れたから抱っこして欲しい』
「僕の方が疲れてるんだけど?」
『はい、すみません』
* * *
『ね?蜜璃ちゃんの料理、美味しいでしょ!?』
「美味しいけど…どうして君が
食後のパンケーキを食べながら、無一郎くんは
首を傾げた。
蜜璃ちゃんのパンケーキは冷めても美味しいんです。
『蜜璃ちゃんは私の大親友ですから』
「それとこれは関係ないよね」
『はい。ないです』
無一郎くんが妖怪だったら、【妖怪・正論男】とか
名前が付くんだろうな〜。
いや、【妖怪・正論美少年】の方がしっくりくる。
絶対こっちだ。
「…Aの手料理も食べてみたいな」
『うんうん!!…え?何?』
「だから、Aの手料理も食べてみたいなって」
『……もう1回言って?』
「絶対聞こえてるよね」
・
こはな 様»コメントありがとうございます!!
Sな時透くんを気に入っていただけて嬉しいです!
個人的に、デレデレな時透くんよりも少しツンツンしてる
時透くんの方が好きなのでそう言っていただけると
とても嬉しいです!!
鬼に襲われるストーリーは、いつか作中に組み込む
予定でしたので どうせなら夢主ちゃんにすごく痛い目に
遭ってもらいましょうか…((
楽しみに待っていただけると幸いです!
1093人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(プロフ) - 掃除柱…。思わず吹き出してしまった…。 (8月5日 7時) (レス) @page11 id: 2a5fd21c3d (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 私のリクエスト書いてくれてありがとうございました!とっても面白くて気絶しそ。海の藻さん大好き! (6月22日 16時) (レス) @page46 id: b3ce70fd66 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 葉色さん» 番外編でしかも割と雑めに書いたのですが、キメ学気に入って貰えて良かったです!!wキメ学ver.の連載…考えておきます!!😂 (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 香恋さん» ロスやばいですよね!夜更かしする必要がなくなったけど、やっぱり寂しい…😢知らないところでディスられてる宇髄さん…w冨岡さんだけ置物なのじわじわきますよね😂時透くんがヤキモチ妬くシーンは本編でもちょこちょこ出していこうと思います!♡ (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
葉色(プロフ) - 海の藻さんのキメツ学園最高すぎる…本編も最高すぎるけど!!!!ひとつの作品としてキメ学verが見たいくらいです()癒しをいつもありがとうございます!! (6月21日 21時) (レス) id: 81c68a872a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年5月26日 0時