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前田さんは、後藤さんの後ろに素早く身を隠した。
いきなり縫製係に乗り込んできた人物は、
綺麗な白髪に傷跡が残った顔、見つめるだけで人を
殺せそうな
そして隊服の胸元を大胆にも大きく開けていて、
…なんで冬なのに胸元開けてるんだろ。
『後藤さん』
「ん？」
小声で、後藤さんに耳打ちする。
『あの
「助平な人って…。あの人は、風柱の不死川様だよ」
『風柱ぁ！？』
あ、やばい。大声出しちゃった。
慌てて口を両手で抑えたけど、不死川さんはギロリと
こちらを睨んで ずかずかと近付いてきた。
私も後藤さんも後藤さんの後ろに隠れてる前田さんも
その迫力に震えた。
「おい、嬢ちゃんよｫ」
『は、はいぃ』
「アンタ隠じゃねぇよなｧ？此処は遊びで来る場所
じゃねぇよ。とっとと帰んなｧ」
『えっ』
不死川さんは私の手首を掴んで出口へと向かわせた。
あ、そっか。みんな隊服を着てるけど私だけ
普通に私服だもんな。
『ま、待ってください！私は縫製係のお手伝いを…』
「手伝いｨ？隠でも隊員でもない部外者の手伝いなんか
いらねぇよ」
そう言われると、まぁ…確かにそうなんだけど…。
言い訳を考えていると、後ろの方で後藤さんが
「不死川様！お、お館様からのご了承はいただいて
おります！！」
と 叫んだ。
「お館様ｧ？…そうかい。すまねぇな、嬢ちゃん」
不死川さんは、私の手首を掴んだ手をパッと離した。
…助かった。
「ところでよｫ、前田って奴はどこだｧ？」
「あ、ゲスメガ…前田ならここに」
「ギェエ！！私を裏切るんですか！？」
前田さんは不死川さんに首根っこを掴まれて
まるで猫みたいになった。
…メガネに水溜まりが出来るくらい汗と涙を
垂れ流してるし。
「会いたかったぜｪ！！前田ｧ！！！女隊員に
セクハラを働いてる隠って言うのはお前で間違い
ないなｧ！？」
「ヒィィィィ！！！お許しをぉぉぉお！！！！！」
不死川さんは前田さんの首根っこを掴んだまま
外へ引っ張り出した。
暫くして不死川さんの怒鳴り声と前田さんの悲鳴が
聞こえてきたけど、縫製係の人たちは耳を塞いで
知らないふりをしていたのだった。
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ちなみに前田さんは不死川さんが怖すぎてチビりました。
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ゆうき(プロフ) - 掃除柱…。思わず吹き出してしまった…。 (8月5日 7時) (
レス) @page11 id: 2a5fd21c3d (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 私のリクエスト書いてくれてありがとうございました!とっても面白くて気絶しそ。海の藻さん大好き! (6月22日 16時) (レス) @page46 id: b3ce70fd66 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 葉色さん» 番外編でしかも割と雑めに書いたのですが、キメ学気に入って貰えて良かったです！！wキメ学ver.の連載…考えておきます！！😂 (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 香恋さん» ロスやばいですよね！夜更かしする必要がなくなったけど、やっぱり寂しい…😢知らないところでディスられてる宇髄さん…w冨岡さんだけ置物なのじわじわきますよね😂時透くんがヤキモチ妬くシーンは本編でもちょこちょこ出していこうと思います！♡ (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
葉色(プロフ) - 海の藻さんのキメツ学園最高すぎる…本編も最高すぎるけど!!!!ひとつの作品としてキメ学verが見たいくらいです()癒しをいつもありがとうございます!! (6月21日 21時) (レス) id: 81c68a872a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海の藻さん | 作成日時：2023年5月26日 0時
