・ ページ31
・
授業風景は
『時透ツインズ！今日は屋上に行こう！！』
「めんど…。ここで良いじゃん」
無一郎くんは、カバンの中をごそごそと
『屋上でお昼食べるって、青春漫画じゃお
「そんなに屋上行きたいなら1人で行ってろよ」
『1人で行って何すんの！？』
「昼食べるんだろ」
有一郎くんは、お弁当箱を開いた。
美味しそう…じゃなくて！2人ともノリ悪いな！！
…仕方ない。
私も席に着いてコンビニで買ったサンドイッチを
机に出した。
『…無一郎くん。さっきからずっとカバンの中
ごそごそしてるけど、何してるの？』
「お前まさか…」
「……弁当忘れた…」
「またかよ！今月で何回目だよ！俺が早起きして
作ってやってんのに！！！」
「ごめん兄さん…。もう絶対に忘れないから」
『それ前も言ってたけどね』
私がぼそっと呟くと、その言葉を聞いた無一郎くんは
無言で じっ…と私を見つめてきた。
…事実を言っただけなんだけど。何その顔やめて。
……ん？
違う！無一郎くんは私を見てるんじゃない！！
私が今まさに口に入れようとしてるサンドイッチを
見てるんだ！
「A先輩〜」
無一郎くんが私の事を " A先輩 " って呼ぶ時は
決まって何かをお願いする時…！
こういう時は、とにかく無視！！！
「Aせんぱぁい」
『……』
「無一郎が呼んでるのに無視するとはいい度胸だな」
『くっ！私に味方はいないのか！？』
思わず、ダン！！と机を叩いた。
その衝撃で机の上に置いた私のペットボトルが
有一郎くんに向かって倒れた。
キャップ閉めてなかったら殺されるとこでした。
「A先輩。僕、サンドイッチ食べたくなって
きちゃった」
『あげませんけど』
「いらないよ、そんな食いかけ。購買で買ってきてよ」
『先輩をパシリに使うな！！』
「じゃあ、サンドイッチじゃなくても良いから」
『種類の問題じゃないわ！お兄様も何か言ってやって』
有一郎くんはたまごやきを箸で切りながら
「うるさいな。買いに行ってやれよ」
と 言った。このブラコンめ！！
「僕ね、僕のためにパンを買いに行ってくれる
Aの事が好きだな」
『おっけー任せて。すぐに買ってくるから』
「やった〜！パンとコーヒー牛乳ね」
しれっと注文足すな。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1093人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうき(プロフ) - 掃除柱…。思わず吹き出してしまった…。 (8月5日 7時) (
レス) @page11 id: 2a5fd21c3d (このIDを非表示/違反報告)
猫 - 私のリクエスト書いてくれてありがとうございました!とっても面白くて気絶しそ。海の藻さん大好き! (6月22日 16時) (レス) @page46 id: b3ce70fd66 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 葉色さん» 番外編でしかも割と雑めに書いたのですが、キメ学気に入って貰えて良かったです！！wキメ学ver.の連載…考えておきます！！😂 (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 香恋さん» ロスやばいですよね！夜更かしする必要がなくなったけど、やっぱり寂しい…😢知らないところでディスられてる宇髄さん…w冨岡さんだけ置物なのじわじわきますよね😂時透くんがヤキモチ妬くシーンは本編でもちょこちょこ出していこうと思います！♡ (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
葉色(プロフ) - 海の藻さんのキメツ学園最高すぎる…本編も最高すぎるけど!!!!ひとつの作品としてキメ学verが見たいくらいです()癒しをいつもありがとうございます!! (6月21日 21時) (レス) id: 81c68a872a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海の藻さん | 作成日時：2023年5月26日 0時
