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1人で黙々と雪玉を転がしてると、睫毛鴉が私の
頭の上に止まった。




「アンタ、イイ歳シテ雪ダルマナンカ作ッテンノ?
ハンッ!笑エルワ!!」


『…とか言って、銀子ちゃんも本当は
私と一緒に雪だるま作りたいんでしょ〜??』




冗談交じりに言うと、

「馬ッ鹿ジャナイノ!?ソンナ訳ナイデショ!」

と 返された。




『あぁ、銀子ちゃんは鴉だから雪だるま作れないか…』


「作レナイケド、壊セルワヨ」




そう言って睫毛鴉は私の頭上から飛び降りて、
転がしてる最中の雪玉を嘴でつついた。




『ええええ!!何してんの!?』




つつくのを手のひらで阻止しようとしたけど、
そうすると私の手に穴があきそうなのでやめた。

やがて雪玉は割れて…崩れた。




『何で壊したの!?人の心ないの!?』




…あ、人じゃないか。
睫毛鴉は今度は肩に乗ると「フンッ!!」と鼻を鳴らした。




「ねぇ、そろそろ中入らない?」




無一郎くんがまた屋敷の中からこちらを覗いてきた。




『え〜…さっき外出たばかりだよ?』


「屋敷の中寒すぎて(こご)え死にそうなんだよね。
馬鹿だけど一応 君も人間なんだし風邪引くから
早くこっちおいでよ」




一応じゃなくて、ちゃんと人間なんですけど。
そんなに「馬鹿」って言われるほど馬鹿じゃないし!!
……多分。




『まだ屋敷には戻りません。雪だるま完成してないし』




少し意地張ってみる。
私の事を馬鹿にしたから、困らせてやる。




「あっそ。10、9、」


『何のカウントダウンですかそれは!?』




私の問い掛けには完全スルーで無一郎くんは
「8、7、」と続けた。

しかも、数字が小さくなっていくにつれて
屋敷と縁側を仕切る戸が徐々に閉まっていく。




『待って待って待って!!戻ります!!
戻らせてください!!!』




大慌てで屋敷の中に滑り込んだ。



・→←弍拾漆 . 雪



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ゆうき(プロフ) - 掃除柱…。思わず吹き出してしまった…。 (8月5日 7時) (レス) @page11 id: 2a5fd21c3d (このIDを非表示/違反報告)
- 私のリクエスト書いてくれてありがとうございました!とっても面白くて気絶しそ。海の藻さん大好き! (6月22日 16時) (レス) @page46 id: b3ce70fd66 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 葉色さん» 番外編でしかも割と雑めに書いたのですが、キメ学気に入って貰えて良かったです!!wキメ学ver.の連載…考えておきます!!😂 (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 香恋さん» ロスやばいですよね!夜更かしする必要がなくなったけど、やっぱり寂しい…😢知らないところでディスられてる宇髄さん…w冨岡さんだけ置物なのじわじわきますよね😂時透くんがヤキモチ妬くシーンは本編でもちょこちょこ出していこうと思います!♡ (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
葉色(プロフ) - 海の藻さんのキメツ学園最高すぎる…本編も最高すぎるけど!!!!ひとつの作品としてキメ学verが見たいくらいです()癒しをいつもありがとうございます!! (6月21日 21時) (レス) id: 81c68a872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年5月26日 0時

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