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『第2問、行く?』


「行かない」




Aちゃんクイズは第1問で打ち切りになりました。
何がいけなかったのかなぁー?(すっとぼけ)




「…Aってさ、何の呼吸の使い手だったの?」


『えー?気になる?』


「少し」


『じゃあ、それ第2問にしよう』




私の提案に、無一郎くんは顔をしかめた。




『第2問!私は何の呼吸の使い手でしょう』


「掃除の呼吸」


『そんな呼吸ないわ!』




適当に答えられた。
掃除の呼吸って何の派生なんだよ!




「…本気で考えていい?」


『最初からそうして貰えるとありがたかったんだけど』




無一郎くんは、顎に手を添えてしばらく無言になった。
その間に、私は全力で床掃除を頑張った。




「……水、かな」


『えっ。何でそう思ったの!?』


「消去法。君、呼吸あまり上手く使えなさそうだし
初心者にも(やさ)しい水かなって。…違った?」


『せ、正解…』




すごく複雑だけど…!!
あ、無一郎くん少し嬉しそう。正解したからかな。




「よく最終選別で生き残れたよね」


『それは、同期の蜜璃ちゃんに助けてもらって
運良く……』


「鬼殺隊を辞めたのは戦えなかったから?」


『そ、それもあるけどぉ〜…』




鬼殺隊を続けられないと感じたあの日(・・・)の惨劇を
思い出す。


変わり果てた仲間の姿は、今でも脳裏にしっかりと
焼き付いて離れない。




「…A?」




無一郎くんに名前を呼ばれて、ハッと我に返った。




『えっと、私があまりにも弱くて足手まといだったから
後輩にボロクソに言われちゃったの!それが原因…かな』




咄嗟(とっさ)に嘘を吐いてしまったけど、
無一郎くんは納得したように「へぇ〜…」と呟いた。




「後輩にものを言わせないくらい、努力すれば
良かったのに」


『無一郎くん。人には得手不得手(えてふえて)があるのだよ…』


「そもそも君の育手も育成者として未熟だったん
じゃない?」




少し、ムッとした。
育手の爺ちゃんは関係ないじゃん!


…そりゃあ、弟子を面白半分で最終選別に
参加させるような とんでもない人だったけど!!

でも、それでも 私にとっては命の恩人なんだから。







ねる 様»コメントありがとうございます!!
続編お待ちいただき、とても嬉しいですっ!
冷めた目の視界の中にお邪魔したいという気持ち、
めちゃくちゃ分かりますっ!!
さらに欲を言うならゴミを見る目で見られたい((殴

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ゆうき(プロフ) - 掃除柱…。思わず吹き出してしまった…。 (8月5日 7時) (レス) @page11 id: 2a5fd21c3d (このIDを非表示/違反報告)
- 私のリクエスト書いてくれてありがとうございました!とっても面白くて気絶しそ。海の藻さん大好き! (6月22日 16時) (レス) @page46 id: b3ce70fd66 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 葉色さん» 番外編でしかも割と雑めに書いたのですが、キメ学気に入って貰えて良かったです!!wキメ学ver.の連載…考えておきます!!😂 (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
海の藻さん(プロフ) - 香恋さん» ロスやばいですよね!夜更かしする必要がなくなったけど、やっぱり寂しい…😢知らないところでディスられてる宇髄さん…w冨岡さんだけ置物なのじわじわきますよね😂時透くんがヤキモチ妬くシーンは本編でもちょこちょこ出していこうと思います!♡ (6月22日 8時) (レス) id: bb4d90aa54 (このIDを非表示/違反報告)
葉色(プロフ) - 海の藻さんのキメツ学園最高すぎる…本編も最高すぎるけど!!!!ひとつの作品としてキメ学verが見たいくらいです()癒しをいつもありがとうございます!! (6月21日 21時) (レス) id: 81c68a872a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海の藻さん | 作成日時:2023年5月26日 0時

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