両 片 想 イ 。 【キメツ学園】

#06 ページ6

冨岡side

「ぎゃははははは!!!!!!」



宇髄が吹き出した珈琲が俺の顔からぽたぽたと
滴って書類に染みを作った。



「おい、宇髄。珈琲を顔に吹くな」

「だっ、だって、だってよぉ、ブラック
飲めねぇとかww幼女じゃねーかwww」

「俺は幼女ではない」



そう言うと宇髄は更に耳障りな笑い声をあげた。



「冨岡はいつまで経ってもガキだなぁ。
大人だったらブラック位飲めて当たり前だぜ？
なぁ、煉獄」

「いや、俺はカフェオレすら飲めないぞ」

「お前もかwwww」



宇髄は俺と煉獄の背中をﾊﾞﾝﾊﾞﾝと叩く。
手加減という言葉を知らないのか。…物凄く痛い。



「なぁ、ところでお前ら彼女とか作らねーの？
もういい歳なんだから彼女の1人や2人作れや」

「俺達は俺達のペースがあるんだ。な、冨岡！」



煉獄は腕組みをしながら俺の顔を覗き込んだ。
……。



「俺は……好きな人がいる」

「お！？冨岡に好きな人が！！？」

「な、なんだと？それは誠か！冨岡！」

「本当だ。俺はこの学園に好きな人がいる」



その瞬間、空気が凍てついたのがわかった。





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#04 冨岡義勇
キメツ学園の体育教師。生徒指導の先生でもある。
口下手で口数も少ない。女生徒からの人気は高い。
スパルタすぎてPTAからのクレームが多い教師
NO.1の称号を持つ。(よくない)

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